コンゴ2日目*
上画のとおり、昨日とは打って変わって、道路は舗装され二車線もあってと今日は移動に最適ロードとなりました。
↑女性の横に寝ている猿、これはペットで…はなく、すでに死んでいて彼らは煮てか焼いてかしらないけれどこいつを食べるのです。
↑道中、トラックから降りて撮ったおっきなバオバブの木。近づいてみると文字が彫られていて、どうやらモニュメントツリーのよう↓
スティーブ作成、直近予定表によればここまでに4日かかると見込まれていました。でも今日通った道が近年の開発で作られていたために大幅な時間の短縮となって時間を省くことができたのです。なので辻褄を合わせるために、ここポワントノワールに2日長く滞在することになりました。しかもホテルの前のビーチにタダで3日も泊めてもらえることになったのです。残念ながらWi-Fiはないのだけれど、シャワーと電気は使い放題です。ラッキーが過ぎる。
ここ数日ニュージーランド人ジュリアの調子が芳しくなくて、彼女は夫のトムとともにこの3日間お世話になるホテルの部屋を取るのだそう。でもその料金が3日で約17,000円。一日一人3,000円になります。悪くはないけれど、今の所持金180円の僕からすると、とても手の届かないところですね笑。
明日以降僕は金無し貧乏君なので、このビーチにずっといて町には出ない(遠くて出られない)かと思われます。
一週間レポート その16 熱帯雨林の中へ
この頃、ガボンに入るかどうかくらいかな、最低でも一度は雨が降るという日々が続いています。つい一ヶ月前までは雨どころか雲がある日の方が珍しかったくらいなのに、今では雲のない晴天をみるなんて日はもはや皆無です。
↑さっきまで晴れてたのに突然湧いてくる真っ黒な積乱雲。このあとすぐ強烈スコールが襲ってきます。
数日前のガボンの記事でも言ったとおり、夜になると遠くの方でピカピカと雷が光だして、それがゆっくりと近づいてきます。そして一時的な集中豪雨が僕たちのテントを攻めてきて、バタバタ、ボトボトと雨が激しく打ちつけて、それに飽きたかのようにあっさりとどこかへいってしまうのです。
↑朝はこんなどんよりした曇天から始まることが多くなりました
こういうことからわかるようにガボンから僕たちは雨季に突入しました。アフリカに四季なんてものは存在しません。連日のように雨が降る雨季か、毎日がカラッと晴れ渡る乾季か、そのどちらかです。そしてカメルーンは乾季でガボンは今雨季なのです。そんな乾季の場所から数日移動しただけで季節が逆転するのかと疑問に思われるかとおもいます。僕もそういう疑問を持ちました。でもそれは四季を持つ島国の日本人の感覚であり、アフリカの巨大な大陸ではそれは非常識であって、簡単にこの2つを季節は入れ替わるのだと思います。また南半球に入ったというのもなにか関連しているのかもしれません。
兎にも角にも、テント生活をおくる僕たちにとっては嫌な季節がやってきました。テントが毎日びしょ濡れになって、その処理が大変なのです。しかも湿度がめちゃくちゃ高くてテントも汗をかいた人もなかなか乾かない。でもこの自然のサイクルがあるから多種多様な植物が育まれ、豊かな生態系が形成されているのです。だから昨日の記事のようなトロピカルな風景も生れるんですよね。水は生命の根幹です。
コンゴ1日目
15ヶ国目 コンゴ共和国 (地図茶色)
アフリカの原風景
昨夕にコンゴ共和国に入り、ボーダー近くでブッシュキャンプ。そして朝の7時に出発しました。
昨日のガボン最終日から上画の通り、道が舗装されなくなって、そのガタゴト道が今日一日続きました。道は拓けているのですが、なにぶんそのデコボコが過ぎるので、スピードが全くだせません。時速20Kmほどでゆっくり、ゆっくりと前進していきます。
いくらかの人(特にブルースとかね)はそのガタゴト道のせいでトラックが始終揺れて不快なのと、鈍足で全く距離が稼げないことにより、機嫌が少々悪くもありました。でも僕は今日の景色が見事なまでにトロピカルアフリカだったので、見飽きもせずにずっとビーチから、窓からその自然を目に焼き付けてました。
↑地平線がどこまでも続き、その上を果てしないまでに緑が覆いかぶさる。これぞまさに熱帯アフリカ。
↑小さな丘もあって良いアクセントに
11時に影が少しでもある内に早めのランチ休憩をとって、そのあと3時間ほど走っていると長くて細い橋がみえてきました。
↑ほんとに極細で、長さは500mくらいあるけれど車は一台づつしか通れません。
ここで水浴びをするためにトラックを停めて僕と他二名以外は全員ここで身を清めにいきました。下の画像を見てもらえればわかるのですが、汚濁という言葉が大変似合うこの川に入る意欲が僕には全く湧いてきません。でもガーナ初日の記事で言ったとおり白人というものはそんなことは毛頭気にすることなく、当たり前のように川に突入していきます。
↑水に浸って体ゴシゴシ。そして泥水で洗い流す。それって垢は落ちても泥が付きません?それと魚の糞
↑その光景を物珍しそうに見つめる地元の少年たち。
その後もドライブは続き、結局今日は丸一日使っても70kmほどしか進めませんでした。まあこういうゆっくりした時の流れる日もぼくは嫌いじゃないですね。景色を堪能!