再アンゴラ5日目

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今日は朝から生憎の雨。テントを片してすぐ本降りとなってきました。それはそれは間一髪、ラッキーでしたね。

7時に出発で、2時間も経つと雨は止んで、晴れ間が覗き始めました。

 

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途中寄った小さなマーケットでブッシュミートを見かけました。一つは大鼠みたいなどこを食べるのかわからないものと。サル、これまたどこを食べるのか検討つかないんですけども。てか想像したくない。このサル一匹の値段を聞いてみると6,000クワンザ(約1,800円)でした。これが安いのか高いのかすらわからん。

それからランチ休憩を取って、2時半過ぎに本日の目的地に到着。その名もPungo Andongo プンゴアンドンゴ。変てこな名前ですね。現地名だそうです。その意味はわからん。

f:id:baobab-no-ki:20170323225114j:plain岩の群れが見えてきました。

近づいてみると大きな岩が至るところに聳え立っています。断崖絶壁というものから、丸くかわいらしいものまで、正に様々な奇岩があちこちに落ちていて、それは壮観でした。

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f:id:baobab-no-ki:20170323225034j:plainどことなく野爆くーちゃんのス◯ーピーに似ているような似てないような

今日はここで岩に囲まれながら一泊して、明日の朝にトレッキングすることになりました。

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追記

この翌朝に予定通り岩登りに行ってきたのですが、6日目はカランドゥーラの滝という見どころのある所について書くことでいっぱいいっぱいということになったため、そこでは割愛してこの5日目の方に移行して、その岩登りについて書きたいと思います。

 

朝の6時半に岩登りに出発。8時にここを発つことになっているので、それまでにもどってこなければなりません。半数以上がトラックに残ることになり、トレッキングに出たのは7人。僕はロンと二人、下の岩山に登りました。

f:id:baobab-no-ki:20170323225235j:plain我々が登る岩

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白い矢印が僕たちのルート

上画の白いルートを見ていただければわかるとおり、けっこうな登りの角度なんですよね。優に45度以上はありました。これを見た時にふとカメルーン山の最後の追い込みを連想しました。あの最後の登りはここほどの角度も距離もなかったのですが、疲弊しきっていた僕には本当に頂上が遠かったですね。そこに形がよく似ていたのです。

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一番急勾配のところではもはや壁のようにそびえたっています。

f:id:baobab-no-ki:20170323225834j:plainそこを懸命に登る還暦手前のカナダ人ロン

ご覧の通り、もし何か誤ってこんな急な坂から転げ落ちたりでもすれば、即死は免れないですね。まあこんな辺鄙なところ、当然、観光のために整備などされていないので、こんなところを登っていかないとたどり着くことはないのです。

登り始め20分ほどで到着。ぐんぐんスピードに乗って進んでいけたので、思ってたよりもだいぶと早く着きましたね。カメルーン山ではこの半分ほどの角度と距離を最後登るのに40分はかかりましたけど笑。体力満タンだとこんなにもらくしょーなもんなんですね。

f:id:baobab-no-ki:20170323225954j:plainトラックがあんなにも小さく見えます

f:id:baobab-no-ki:20170323230046j:plainこの旅の前最後に見て、不覚にも感動した傑作「君の名は。」に出てくる糸守を思い起こしました。

岩山のテッペンからの景色は圧巻でしたね。高さが7,80mくらいあって、360度辺りを見渡すことができました。気温もおそらく18度ほどで汗をかいた体を適度に冷やしてくれて心地よかったです。時間の制限がなければ、いつまでだってながめてられましたね。でもそういうわけにもいかず30分ほど景色を堪能して下山。

この下りのときの方がさっきの急勾配が3倍くらい怖かったですね。下が見えるので、滑ったら死ぬっていう脅しをずっと受けながら下っていきました。

 

いや登ってみて、本当に良かったです。今日行ったの滝はもっと見応えがありました!!

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再アンゴラ4日目

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アンゴラの首都 ルアンダ散策

昨日は奇岩の崖の上にテントを設営し、夜を明かしました。そして今日の出発時刻はまさかの5時。なぜこんなに早いのかというと、今日向かう先は昨日通り過ぎたルアンダでここから約2時間かけて移動しないとなりません。もしも8時とかに出発してしまうと、ルアンダに着く頃にはちょうど人々が動き出す時間となって、交通マヒが起こり思うように進めないのです。なので朝食抜きの早朝ドライブ。

f:id:baobab-no-ki:20170323223845j:plain7時手前、一行は岬に到着。

実はこの上画の岬。ルアンダの外れにあって、見た目はいたって普通の岬なのですが、車内にあるアンゴラのガイドブック(なぜかアンゴラだけがヒューチャーされた本が一冊ある)を見てみると下の空撮で撮ったとみられる画像が添けられていました。実感がなかったけれど、こんな細いところにいたんですね笑。

f:id:baobab-no-ki:20170323223943j:plainここの一番先っちょで朝食をとりました。

その後には丘の上に建つ、国立軍事歴史博物館に車を停めここから4時まで約7時間の自由行動になりました。

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早速立ち寄ったのが目の前にある博物館。この建物は城壁の中に展示物を設けてあって、ただでさえ高台に位置していて見晴らしが良いのに、その城壁の上から見下ろしたルアンダの眺望は最高でした。

f:id:baobab-no-ki:20170323224151j:plainルアンダは入江があって、自然の良港です。

f:id:baobab-no-ki:20170323224525j:plainこんな、をかしなおしゃれなビルディングも見つけました。

実際の展示物はというと戦車や戦闘機、独立戦争、内戦で使われた銃器などがありましたが、あまり目を見張るほどのものではなく、どこの国でもありがちな軍事博物館といった感じ。ただその展示物はが収められていた箱はすごかったです。

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おそらくポルトガルの統治時代にこの建物は建造されたのだと思います。なのでその壁一面にはタイルのモザイク画が張り巡らされていて、こちらの方が展示物よりもよっぽど一見の価値があるものでした。もはや博物館でなくて美術館といった感覚になってましたね。本当に様々な場面のモザイク画があって、ポルトガル人がアフリカの地に辿り着いたものや、原住民の王とみられるもの、動物、風景画などおそらく50点くらいはあったかと思います。ここではいくつか抜粋して。

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とても奇麗でモザイク画にもかかわらず繊細な絵が魅力的でしたね。1時間弱この絵に見入ってました。

そのあとにはマークと共に丘を降りて町に探検へ。

f:id:baobab-no-ki:20170323224754j:plainナショナルバンクってことは日本の日銀的なものか。これまたポルトガル仕立てのご立派な建て物。

我々の第一目的はWi-Fi探し。といってもここは大都会なので、瞬間でみつけました。でも高そうなカフェだったので、ここに入るため昼飯は節約してローカルフードに、それでも450円しましたけど。

f:id:baobab-no-ki:20170323224900j:plainTHE LOCAL FOOD

そして腹を満たしたあとは、さっき見つけたカフェに入り浸り笑。3時半まで3時間弱いましたね。しかも高速Wi-Fiで超快適にネット使えたし。WBC日本強いですね。負け無し、破竹の勢い。それでWBCが開催されてると知らなかったマークにカナダは予選で負けたよ、と言ったら、まあ当然でしょと言い返されました。悔しくなさそうでしたね。やっぱWBCの存在感てそんなもんなんだとわかりました。でも彼はトロント出身なのでブルージェイズのファンだそうで、野球観戦(メジャーの野球)が恋しいと嘆いていましたね。まあこっちではサッカーしか見られないからね。仕方なし。僕もプロ野球好きですけど恋しくはないです。サッカーで満たされてる。

さてさてルアンダ。ここは思っていた、想像していた5倍くらい大きな街、大都会でしたね。まだまだビルの建築ラッシュも続いているようですし、これからもどんどん発展していくんだと思います。中国とともに。

明日はまたまた別の奇岩を見にいきます。