ナミビア13日目

ひとまずの別れ

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ここウィントフックでは5人がツアーを離れることとなります。その人々の内情も様々で、タミーはパスポートの残存ページが少なく新たにパスポートを作り直すためにここウィントフックの空港からいったん母国 イギリスに帰って、また南アフリカから復帰します。ジュリアとピジョーシは南アフリカのビザが降りなかったのでナミビアで待機、それに伴なってジュリアの夫であるトムも居残り。ロンはケープタウンまで行くプランだったのですが、ナミビアをもう少し細かに周りたいとのことでここでお別れ。

まあロン以外はまた会うことになるので、ひとまずの別れということです。ちなみにカメルーンで別れたアンディはケープタウン再帰の予定だったのですが、結局帰ってこないみたいですね。どうやらこのツアーが気に入らなかったようで、出ていく時にほとんど決意していたようです。

 

昼過ぎに出発。一行が目指すは南アフリカとのボーダーです。

なんの変哲もなく移動で終わるのかと思って、ボゥーと寝ボケていたら叩き起こされて、なにごとか外に出てみると南回帰線を跨いでました。

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前の北回帰線はモーリタニアで、そういやナミビアでまた回帰線がやってくるなと思っていたのですが、ナミビアに入ってからすっかり忘れてました。

f:id:baobab-no-ki:20170413012944j:plain裏っかわには年季の入ったオアシス社のステッカーが

まあこれが今日の一大イベントですかね。明日もまた移動日です。道がめっちゃ整備されていて飛ばせるので明日がナミビア最終日かな

f:id:baobab-no-ki:20170413012837j:plain今のナミビアは一応雨季内陸に入ると雨も降ります。

ナミビア12日目

こんなところで日本人 3rd

f:id:baobab-no-ki:20170412043923j:plain朝からオリックス、今日またこいつを食べることになろうとは。

今日は朝6時という夜が明け切らない中での出発、そして順調に進んで10時に目的地ウィントフックに到着。

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本日の寝所、どうやらバックパッカー宿のようです。

そして、ここにいました。日本人が。本当に久しぶりの日本人です。前が再ギニア訪問のチンパンジー研究所なのでもうかれこれ3ヶ月ぶりになりますかね。ここにいたのは世界中を旅している最中の男性(歳聞き忘れたけど20代)で、今はアフリカ縦断中だそうでそれも次の南アフリカで終わるのだそうです。

その次はインド、そしてヨーロッパ、アメリカ大陸とまだまだ旅は続くそうです。僕は今こういうツアーで旅というよりは旅行側のものをしているので、彼と地図を広げて話しているとバックパッカーしたくなってきましたね。でも僕の次の旅の行き先はすでに決まっているのです。それはインド、インド一周です。

それでその彼のアフリカの次の行き先もインドなのでその話で盛り上がりました。僕は次の春休みに2ヶ月で周る予定なんですけど、それをインド人ピジョーシに話すと「2ヶ月じゃ全く足りない、最低でも半年はかかる」と言われました。いくらなんでも半年の時間は作れないので、二ヶ月での一周のプランを考えるつもりですけど。でも彼は2週間で周るらしいのです笑。

彼の旅スタイルで驚いたのが本当に行き当たりばったりの放浪スタイル。「行きたいと思ったところに行く」、これです。でもこれって旅ってものの本質のような気がします。それに変に計画立てたって、崩れて前倒しになっちゃうことがほとんどですしね。いやホントまだ旅の途中なのに旅に出たくなっちゃいましたね笑。

彼と話してる最中にも日本人夫婦に会って今までのブランクが嘘のようでした。もうそういうエリアに入ったってことですね。3ヶ月ぶりの日本語でしたがカタコトにはなってなかったです。(と思う)

今日のディナーは豪華に行きました。

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明日からはタミー、ピジョーシ、ジュリア、トムそしてロンがいなくなります。そのお別れ会が近くのレストランで開かれたのです。このジョーズというレストラン、ただのレストランではありません。ここではたくさんのブッシュミートを食すことができるのです。

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僕がオーダーしたのは上画の上から4つ目、Bushmanと書かれたもの。これが181ナミビアドル(1,630円)もします。ナミビアでのスカイダイビングに次ぐ贅沢です笑。

f:id:baobab-no-ki:20170412044405j:plain今日の主役の一人タミーは体調が優れず途中退席。

待つこと1時間弱、遂にきました。その見た目から凄かった!

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肉が串刺しにされて出てきました。多分人生でこんな肉だけを食って肉だけで腹一杯になったのは初めてでしたね。

この刺さっている肉は全て違ったものです。

左からコーン、

f:id:baobab-no-ki:20170412050436j:plainクドゥ、とんがらし、ワニ、ナス、

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シマウマ、

f:id:baobab-no-ki:20170412052018j:plainオリックス

f:id:baobab-no-ki:20170412052148j:plainそしてスプリングボックです。

どれもこれもナミビアで見てきた動物ばかり。ワニは会ってませんけど、今朝にはエトーシャでは見られなかったクドゥに遠目ながら遭遇したんですよね。これも運命のいたずらなのか笑。

見た目は肉の塊になってしまえばみんないっしょで区別はつきません。まあワニはわかりますけどこれは爬虫類なので当たり前ですね。ワニの味は聞いたことのあるとおり鶏肉でした。

期待していたのはクドゥのステーキでした。が、食べてみて僕的1位に輝いたのはオリックスでした。これはスワコプムントでも食べたやつですね。その次にシマウマ、クドゥ、スプリングボックの順ですね。シマウマがシマウマ感(シマウマ感を説明しろと言われてもできないけれど)がなくて普通に美味だったのには驚きました。酷かったのはスプリングボック、これは血生臭すぎて閉口、これだけ余らせてクリスにあげました。クドゥは至って普通で期待していたおいしさはなかったですね。

まあ人生の哺乳類肉ランクをつけるとしたら豚肉がダントツ1位ですけど、今日食べた肉でスプリングボック以外は牛肉より好きかもしれないです。日本でも売ればいいくらいに思います。シマウマとか売ったらバカ売れしそうですけどね。

こういった肉をブッシュミートと言ってますが、実際は野生のものではなくて農場で食肉用に育てられたやつらがこうやって食卓に並んでいるのでそこらへんは悪しからず。

 

明日は遂に南アフリカに向けて出発します。めざせ喜望峰