ボツワナ4日目*

オカバンゴ・デルタ遊覧飛行

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朝の7時半に2泊したキャンプ地

をあとにして、舟に乗り込み帰途につきます。

f:id:baobab-no-ki:20170514224434j:plainお世話になったガイドのみんな

舟から車に乗り換え、正午前、3日ぶりのマウン市内にあるキャンプサイトに帰ってきました。そこではジェフとウォルターがパンケーキを焼いて待ってくれていました。そこでパンケーキを頬張りながら、直近の予定を聞きます。今日はこの後に空港に赴きセスナによるデルタ上の遊覧飛行があるとのこと。正直不完全燃焼に終わったここ数日のオカバンゴ・デルタツアーでしたが、もう一度オカバンゴ・デルタに最後の期待を託し、100USドルという大金をはたいてフライすることにいたしました。

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マウンという町には小さいながらもデルタマネーのおかげで立派な国際空港が存在しています。その中に様々なツアー会社の数多なセスナ機が収められていました。

f:id:baobab-no-ki:20170514224654j:plain国際空港だけあってちょっとしたフライトでもパスポートの提示と身体検査は必須のよう

f:id:baobab-no-ki:20170514224737j:plainセスナ機はパイロット込みで8人乗りというとても小型のものです。ナミビアのスカイダイビングで飛んだのはこれの半分ほどだったけど。

待ち時間もそれほどなく、車でセスナの乗り込み口まで連れて行ってもらって、いざテイクオフ。

f:id:baobab-no-ki:20170514224838j:plain上から見た家々はミニチュアフィギュアの世界。

市街から10分とかからずデルタ内に突入します。上空からみるとそのデルタの規模の大きさに圧倒されます。どこまでも続く巨大な水たまりです。その水面が鏡の役割をして空の雲が写りだされます。

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さっそくゾウの群れを発見しました。

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あれほどの巨体がセスナからみると嘘のように小さいです。この遊覧で一番みかけたのがこのゾウで。大きいから目につき易いからかもしれませんが、それでもゾウの頭数はシマウマなんかよりよっぽど多い心持ちがしました。

f:id:baobab-no-ki:20170514225208j:plain上空からやたらと目につく水路。

上画のように、どこにいっても下を見れば緑がない道のようなものがあります。人間がこんな広範囲にわたって舟でいってるのかな、と思っていたのですが、よく考えてみるとそんなはずもなくゾウの島から島に渡るときにできる獣道であると気が付きました。

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この高速で移動するセスナからの撮影はなかなかに難しく、馴れるまでに幾匹もの動物の撮影を逃しました。キリンとかイボイノシシとかね。

f:id:baobab-no-ki:20170514225358j:plainシマウマとワイルドビースト(ヌー)の群れ

f:id:baobab-no-ki:20170514225438j:plain泥浴びをするゾウの親子

セスナの高度が変わったり、大きく旋回するにつれて、だんだんと気分が悪くなってきて、完全に飛行機酔いをしました。機内の温度が高かったのも大きな原因でしたが。100ドルも払うんだから45分という飛行時間は短すぎると思っていたのですが、こうなってくると早く降ろしてくれという心持ちになってきちゃいました笑。

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これ着陸場面じゃありません!地面すれすれに感じるほどの低さまで下がることもあったんです。

でも終わってみると満足感で満たされていて、その金額の対価は十二分にあるものでした。オカバンゴ・デルタ遊覧飛行オススメです。

f:id:baobab-no-ki:20170514225730j:plainカバと鳥

今日はこのツアーのおまけとしてビュッフェという豪華夕飯でした。

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こんなの食べ放題だなんてこの旅始まって以来初めてでしたよ。食後にはレモンたっぷりのレアチーズケーキまでついてくるし。これで心もお腹も満たされて、最終的にはオカバンゴ・デルタ万歳ということになりました笑。

 

明日は全くの移動日となって、一気にジンバブエとの国境まで猛進する予定です。

 

一週間レポート  その25  日本に帰んなきゃなんない

飛行機つながりというわけで今回はそろそろ考え始めた帰国便のお話。

僕のツアー最終目的地はケニア、ナイロビ。このまま順調にいけば6月の23日には到着する予定です。となるとそろそろ航空券を抑えておかないと値上がりしはじめ厄介です。

一通りのプランをスカイスキャナーで検索してみると、ナイロビto羽田もナイロビto中部国際空港もさほど値段が変わりません。東京のがだいぶと安いと思ってたのですが、中空のが少しばかり安いくらいでした。中部国際空港もなかなか幅のきくものだと中部地方人として感心ものです。

その航程もなかなか辛辣なもので、最安航空券を買った場合には旅程全て合わせると30時間を超えてきます。どんだけ遠いんだよ極東ニッポン。

ただナイロビ終わりに半月ばかり身一つでひとり旅、バックパックをしたいと思っていて、それを模索中の今日この頃です。第一候補はマダガスカルで、バオバブの木を見に行きたいなと思っているのですが、日程、予算ともにオーバーしそうな臭いがプンプンでまだわかりません。ナイロビからもう直で帰ることになる可能性もありますし。他はウガンダルワンダかな。

 
まあまだ計画中なのでよくわかりませんが、来週中には決めたいと思っています。次の一週間レポではそのことについて書けるかなと思ってます。

ボツワナ3日目

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大湿地、オカバンゴ・デルタ探検記 2日目

この日は朝から昨夕のウォーキングサファリのロングヴァージョンに出てきました。

f:id:baobab-no-ki:20170514205320j:plainブルーバード

目標はBIG5の一角であるアフリカバッファローであったのですが、2時間弱あるき回って、ついぞ見た動物は上画の鳥一匹。シマウマも何も哺乳類は皆無でした。

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でも巻頭にある通り白骨化したカバとゾウなら至近距離で見物できましたね笑。上画の方はゾウの頭蓋骨です。この周りには剣のような肋骨から僕の半身以上ある巨大骨まで色々な部位の骨が散らばっていました。死んでから白骨化するまでに3年の月日を要するのだそうです。これは持って帰っていいのか聞いたら良いとガイドが言ったので、象牙の一部を頂戴。

f:id:baobab-no-ki:20170514205635j:plainこれって税関通るのかな。

歩いている時に注意しなきゃならないのが、だいたい5、6分間隔でイボイノシシなどの動物によって掘られた穴。

この地味に大きな穴が上画のように草に覆われていて、トラップに落とし穴みたようになっているのでめちゃくちゃ危険で、不意に足をこの穴に落として捻挫や骨折になるのは勘弁なので、慎重に緊張感を絶やさず歩を進める必要があります。

f:id:baobab-no-ki:20170514205730j:plain趣あるアリ塚

f:id:baobab-no-ki:20170514205813j:plain象が泥浴びをしたあと。

野営場に戻ってもまだ昼前。こっから謎の6、7時間ほどフリータイムが設けられて、数名はまた舟漕ぎにいったり、大方は睡眠を貪ったりしてました。僕は読書で。なぜかこの間よくわからない暇の時間が異様に長かったんで、それがわざわざ来ているのになんかもったいなかったですね。

その後は五時になってサンセットクルージングに出発。

f:id:baobab-no-ki:20170514205828j:plain初めてカマキリの産卵風景をみた。

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でもご覧のとおり、雲が空一面を覆っていたためにキレイな夕焼けはなしでした。

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夜になると、キャンプファイヤーを囲んで現地人が歌と踊りを披露してくれました。アフリカの民族歌はどれも明るく心温まります。その楽しげな雰囲気とともに最後の夜が更けていきました。明朝は早くにでて、マウンの市街に戻ることとなります。

これでツアー費は150USドル(16,500円)。値段相応のツアーではなかったなあ、というのが本音のところではあります。まあ楽しくなかったこともないのですが、期待は優に下回ってましたね。まあもっと動物が見れたらよかったのでしょうけど、こればっかりは運の問題でもありますし。でも舟で移動するゲームサファリもなかなかオツなものでそこはここにしかないフィーチャーなので、経験できたことは良かったです。