モロッコ15日目
漁港 エッサウィラ Essaouira
↑高台からのエッサウィラ一望
結論から言いますと、ここまで5つほどのモロッコの町を訪れてきましたが、個人的にここ、エッサウィラは一番良いかもしれないです。まずここの人達は今まで通ってきたどの町の人々とも雰囲気が違い、過度に観光馴れしていなくて、とても温かいのです。なぜかなあと考えてみたんですが、それは僕が思うに観光客の層だと思うんです。
↑パラソルの立っているキレイな海岸線でビーチフットボールをしていました↓
ここまで来たシャウエン、フェス、ラバト、マラケシュなどは年間を通して様々な国籍の様々な年齢層の人が波のように押し寄せてくる、つまりめちゃくちゃ人気の観光都市ということですが、そのせいか現地人は外国人=金という方程式の上基本接してくるので、正直気が滅入ってくるところがあります。まあそれこそが旅なのだと言われればそうなのですが…
↑小規模ながらもメディナ(アラビア語で町の意)もあります。こじんまりとしていて良かったです。
エッサウィラというところは町を散策してみると完全に1つの年代の集客で観光が成立しているということがわかります。それは定年後の余裕のある老夫婦。見渡すかぎり西洋人老夫婦です。そうなってくるとやはり現地人の観光客に対する接し方も変わってくるんですよね。例えば、マラケシュのフナ広場で大道芸人に少しでもカメラを向けようものなら撮り終わった後、必ず、100%、近寄ってきてカネを要求してきます。一方でエッサウィラでは当然のことのようにそんなことはありませんでした。こういうことでも町の印象は大きく変わるんです。
↑港には数え切れないほどの漁船が
↑餌の準備中。延縄漁かな
↑漁船が帰るとすぐに人だかりができて、漁果を見ます。
ただ、だからといってモロッコを訪れた際にはぜひエッサウィラへとは言えないんですけれども。ココは目を引くようなものはなくて、別荘感というか長く休暇、ヴァカンスを楽しむような場所であり、僕らのように行きしに通るのだからじゃあ寄ってみようかというのならばわかるのですが、わざわざ10日のモロッコ旅行の旅程の中にくい込ませるというものでは決してないということです。ただ長居するのであれば間違いなくオススメしますね。
エッサウィラ、再訪はないかと思いますが、記憶に残るような良い町でした。
↑カメラ目線ありがとう
明日は移動日です。