セネガル5日目

f:id:baobab-no-ki:20161212235322j:plain首都恒例のビザ取得

今日は朝から昨日断られたシエラレオネのビザを取りに行きます。あともう一国のビザも、アフリカを何周もしているドライバーのスティーブすら行ったことのないリベリアという国がこのツアーの新たな国に一つ追加されたのです。これは一人の発案から全員が賛成して決まったことで、こういう行き当たりばったりで訪問国を追加できる柔軟さもこのツアーの良いところだと思います。

なので今日はシエラレオネリベリアのビザを取る待ち日ということです。何時間かかるのでしょうか。

f:id:baobab-no-ki:20161214061435j:plain階段が300は段があった。その甲斐があり眺めよし。

その前に昨日訪れたアフリカ ルネサンスの像を紹介したいと思います。それが巻頭の写真。これは2010年に北朝鮮の会社(そんなおっかないところになぜ頼んだのだろう?)によってセネガル建国50周年を記念し建てられたモニュメントです。アフリカの国々の植民地支配という呪縛からの解放を意味しているのだとか。

f:id:baobab-no-ki:20161215055841j:plainモニュメントからの眺望。ここからもアフリカ最西端が見えました

その後のビザ発行の待ち時間、これまでの中で最長でした。朝の9時からシエラレオネ大使館に赴き、待つこと3時間、リベリア大使館に移動し待つこと3時間半、計6時間半を費やしました。それでも書類を書いてそれを提出するだけでビザはその日の内にはもらえません。それを明後日にピックアップします。じゃあなんでそんなに時間がかかるのか、とこの記事を書きながら僕は気づきました。今度なんの手続きにそんなに時間がかかっているのか聞いてみます。

その途方もない待ち時間をどのように過ごしているのか疑問に思われるのではないでしょうか?

みんな思い々々に時間が経過するのを待っています。あるものは本を読み、あるものは寝て、あるものはトランプをしていたりします。本日僕は両替に長い時間を要していました。

なぜ両替に時間がかかったのかというと2つあって、実は西アフリカではあまりUSドルは通用しません。おそらく長くフランスの植民地であって、それは今も蜜月の関係にあるからだと思います。もう一つはパスポートを持っていなかったからです。大手の銀行で両替をする場合、多くはパスポートの原本の提示を求められます。なので闇両替屋に頼ることになるのですが、これを探すのにも骨が折れ、2時間ほど歩き回ってようやく見つけました。闇と聞くとなにか聞こえは悪いですが、レートは銀行のものよりも良かったりします。実際、今日もとても良いレートで現地金を得ることができました。

まあこのようにして今日も一日が終わりました。

明日は負の世界遺産、かつての奴隷の島 ゴレ島にいってきます。