マリ6日目 最終日

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朝の7時にホテルを出発して、今日はマリ最終日であり一日を通しての移動日です。目指すは5ヶ国目ギニアです。その移動のルート上に昨日訪れたシビがありました。昨日見た覚えのあるいくつかの奇岩を通り越し、進んでいくと、またうまいことバランスをとる自然のタワーがそびえていました。それが巻頭の写真です。このあたりは奇岩密生地帯のようです。
 

f:id:baobab-no-ki:20161230050334j:plain下からの画

ここでトラックは一回止まって、登りたい人は下車しました。その後トラックは数名を乗せて1時間後に拾いに来てくれるとのこと。昨日はハイキングし損なったので、僕は意気揚々と降り、入念に準備運動をしてから、意気揚々と登っていきました。
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伝わりづらいけれど、凄い傾斜であります。
 
しかし、これはハイキングではなくて急傾斜の崖登りでした。勾配きつすぎて手をつかないと進めないほど。高低差はだいたい300Mほどで、15分かかってタワー岩の麓までたどり着きました。
その奥にもまた大きな岩があってそこは完全にロッククライミングで登っていきました。

f:id:baobab-no-ki:20161230051446j:plain下に落ちれば骨折は確実。

f:id:baobab-no-ki:20161230051605j:plain足を滑らしたら即死は必死。

f:id:baobab-no-ki:20161230054045j:plain僕はまだ死にたくないそこには行けません。

 
タワーのところまで上がっていく方は困難なく、手と足を前に運ぶだけでよかったのですが、下りの場合はその急傾斜から少しでも足を滑らすと重力に引っ張られ真っ逆さまってことになるので、常に気を張りながら(こんなとこで骨折したら色んなことがオワリ)気力と体力の併用で、降りたころには汗だくになってました。その代わり行きの3分の1の早さでは帰ってこれました…
 
その後はひたすら走って夕刻に国境手前に到着、今日はこのまま越境してしまいます。ただここからが長い戦いとなりました。4時手前に到着して、書類を書き込み、ビザを提示。混み合っていたのかなかなかギニアに入れません。2時間経っても反応がない中、みんな腹を空かしたので夕飯を探しに出ます。国境は長距離トラックが常に出入りし、いつも混み合っているので、その人達の空腹という需要への供給として出店や小さな商店がどこにもあって食べ物にはあまり困らないのです。
ローカル屋台で夕飯を済ました後もまだ入国できず、結局ギニアに入った頃には8時を過ぎ。ギニアに入ってからは、すぐに平地を探してトラックを停め、ブッシュキャンプとなりました。夕飯を作ることもないので早急にテントを設営して今日は終わりです。ギニアに入った実感はありません。皆無です。夜で真っ暗だし。
 
ギニア初日の明日もまたオール移動日です。