シエラレオネ3日目
2016 年末はサッカー観戦で暮れていく
今日は朝からバナナ島なる島に行ってまいりました。ここもまた先立ってセネガルで訪れたゴレ島と同じ奴隷貿易の中継地となっていた島です。
↑10人乗ると限界の小さな小舟で出発。けっこう浸水ぎみで不安↓
船に乗ること2時間弱でようやく到着。思っていたよりも時間がかかって軽く船酔いになっちゃいました。
↑見た目けっこう大きそうな島
島の中はまるでジャングルのように草木が生い茂っています。ここで入島料なるものを200円ばかり取られ、そのかわりガイドに島を案内してもらうことになりました。肝心の島の名前になっているバナナの木はあんまり見かけません。
↑ガイド、料金は入島料に含まれている。
ここには300人あまりの島民がいて、小さな小学校もある比較的大きな島です。この島もかつてはポルトガルによる奴隷貿易で栄え、数多くの黒人奴隷が新大陸 アメリカ、西インド諸島へと送られていったのです。島の中には防衛のために造られた城壁や大砲があったりキリスト教会などのあって数々の遺跡が残っていました。その後ここシエラレオネはイギリスの植民地となったために公用語は英語なのです。
↑イギリスによって19世紀末に建てられ今は朽ちた教会があった。その脇にあった鐘、1884と彫られていた↓
帰ってくると歩いていける近くの村にスポーツバーがあって、そこへサッカー観戦しに行こうと誘われたので、大晦日で給食当番もめでたく免除になったことだし、サッカー観戦もまた良いものかと思いついていくことに。
↑観戦料はたったの36円、大晦日リヴァプール対シティのビッグマッチ。
↑みんな山場になると大きな声を上げて一喜一憂。アフリカのこんな小さな村の大きな娯楽はサッカー観戦なのです。
試合はプレミアリーグのリヴァプールVSマンCの一戦。こんな今年最後の日にまでプレーするなんてスター選手なかなか気の毒なもんだなあと途中で買ったフラ イドチキンを頬張りながら観戦してました。試合はリヴァプールが1対0で辛勝。1位チェルシーに引き離されずに済みました。僕はリヴァプールのユルゲン・クロップが好きなのでリヴァプール押しです。
ホテルに戻るとビーチサイドにてみんな焚き火を囲んでいました。ここで新年カウントダウンをして、年が明けた瞬間に酔ったイギリス人のクリスとトムに「これが英国式の新年のめでたいあいさつだー」とか何とか言われ髭いっぱいの顔で頬ずりをされました。その後もみんなでハグしたり握手したりして、2017年の幕開けをみんなで分かち合いました。
全く日本とは異なった賑やかで楽しい年越しとなりました。
A Happy New Year !!