ガーナ11日目

2ヶ月ぶりの雨に遭う

今日は朝からここのキャンプサイトにて土産を売っている男の人を雇って、近くの町を案内してもらいます。費用が10人未満なら20セディ(528円)それ以上なら10セディ(264円)なので10人超えたら行こうと思いました。結果行くことになったのは僕を含め11人。ということで行って参りました。エルミナの町見学。

f:id:baobab-no-ki:20170125043639j:plainカメラを向けるとなぜか戦隊ヒーローばりのポーズをとってくれる子どもたち

ここは港町で、町の真ん中にはラグーンがあってそれを囲むように、魚市場が建ち並んでいます。

f:id:baobab-no-ki:20170125043712j:plain入江(ラグーン)

なので町中に魚が溢れていて、あるところでは天日にあてて干物にしていたり、あるところでは煙で燻して燻製、これまた乾燥させています。このように長持ちできるように加工してから内地のほうに送り生計をたてているのだと思います。

f:id:baobab-no-ki:20170125044235j:plain天日干しと燻製

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f:id:baobab-no-ki:20170125044031j:plain手前が燻製に使う網で奥が燃やされる木。そこら中にこれらがたくさん積まれてました

そして町から海岸にでると、そこら中で造船中の船が並べられています。大きさも骨組みのあるしっかりした巨大な漁船と、一本の大きな木を彫って作るおそらくエンジンを積まない手漕ぎの小型船の2つがあります。これらの船は一般の漁師には買われません。金を持った雇用主が買って、そこに雇い漁民を乗せ、その漁果が雇用主の収益となりその中の一部が漁民の給料となるのだそう。典型的な封建制ですね。しかも賃金は安く、雇用主の儲けが多いからその格差は益々大きくなっていくという。そういう循環の中で彼らは生きているのです。

f:id:baobab-no-ki:20170125043807j:plain木彫りと巨大船。でもどちらも木製。アフリカのどの漁港でもあまり鉄の船は見ません。↓f:id:baobab-no-ki:20170125043904j:plain

どんどんどんどん歩き進んでいって5Kmほどキャンプから離れたところにエルミナ城があり、ここでツアー終了。

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思ってた3倍くらい長かったのですが、疲れたかわりに満足感は十分です。そしてこの城はケープコースト城のように世界遺産ではない代わりに、入城料は無料です。やっぱタダに勝るものはないですね。けどここもとても長い歴史があって、ポルトガルによって15世紀末に建てられケープコースト城よりも古いのです。大きさはまあ劣りはしますが、高台にあるので眺めは最高。とても良いツアーでした。

f:id:baobab-no-ki:20170125044147j:plainやっぱ戦隊ポーズ。後ろの黄色の子の構え笑

そういや今回のメイン、題名の雨について今になって気づきました。

そう雨が降ったんですよ!モロッコのラバト以来なんです。それはつまり2ヶ月以上も雨を見てないことになります。そんなこと日本ではないですよね?キャンプ生活の僕らにとって雨は大敵なのですが、久しぶりのこの雨はなんか大袈裟ですがジーンと少し感動しましたね笑 そしてハッと気づきテントにカバーかけに行った時には誰かに掛けてもらってました。助け合いの精神大事。

ともあれこれは気候が変わってきている証拠なのでしょうね。

明日は特にすること決まってません。