ベナン4日目 最終日

フルーツパラダイス、アフリカ

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それは月末のサラリーマンのように、国境手前まで来た僕の財布の中身はそこに近づくにつれ空っぽになりつつあります。今日の朝の所持金は日本円にしたわずか150円。でもこれ以上両替するつもりもありません。

今日は8時というゆっくりした時間にキャンプサイトを発ち北上、ボーダーに近づきつつ、その途中にある水上に浮いた村と昔栄えていた王国の宮廷を訪れました。しかし先に述べたとおり僕には150円しかありません。そんな端した金でツアーに参加できるわけもなくどちらもパス、トラックで一人読書して過ごしてました。

今回は特筆すべきこともないので、アフリカがいかにフルーツの宝庫なのであるのかについてでも簡単に書いてっちゃったりしちゃいます。

よく見る果物リスト

・バナナ      ・マンゴー     ・パパイヤ

・プランテイン   ・アボカド     ・スイカ

・リンゴ      ・オレンジ     ・パイナップル

 

時には見たこともないようなゲテモノフルーツをみたりもしますが、そのだいたいは日本でも売られてるお馴染みの果物ばかり。ただ一つ違うところがその値段、驚くなかれパイナップルが一個50円、マンゴーが一個80円で売られてるのです。しかもその味は日本のものよりも美味しい。パイナップルは芯まで甘くて全部食べれちゃう。正直いうと本物のマンゴー(本物もクソもマンゴーはマンゴーだろと思われるかもしれませんが、何が偽なのかというとマンゴー味の飴とかジュースとかそういったもの)は日本で食べたことがないので比較できないのですが味は最高でした。値段は日本の10分の1、100分の1くらいなのにね。この2つが僕の中でのフルーツ、ツートップ、ダブルエースです。

f:id:baobab-no-ki:20170207041843j:plainこれが人生初マンゴー、拳2つ分くらいありました。

いうまでもなくバナナが旅人を裏切ることはありません。いつもそのやさしい甘さが僕たちを包み込んでくれます。日本でも多分いちばん食していた果物なんですが、ここでは一本5円とかなんとかの世界なので飽きるまで食べれます。これが中々飽きることができないのがバナナを愛する所以なのですが。

f:id:baobab-no-ki:20170207041911j:plain赤いバナナも発見、味は変わらず

アボカド、これはフルーツに属するのかやや疑問なのですが、ガーナ最終日の回でいったようにこれは新入りながらも昼ごはんの時にサラダとして大活躍しています。これも初めての味でした。アフリカデビューでしたね。マンゴーもアボカドも食べたことのなかった僕っていったい?

パパイヤは、これも食べたことがありませんでした。でもこれは大多数の日本の方がそうですよね?自己嫌悪に陥らなくてもいいですよね笑 ただこのパパイヤというものは僕の口には合いませんでした。純粋に味が好みじゃない。

唯一日本のものの方が美味しいフルーツはスイカですね。こっちのスイカは中身がすっからかんであったり、味も薄い。不味い。いままで美味しいものに出会ったことがありません。

日本では全く知られてないプランテインというものはバナナの巨大化したものと想像してもらえばけっこうで、巻頭の写真のバナナの後ろに隠れてるのがそれです。味は生で食べると全く甘くなくて渋みがあります。なので現地の人は基本調理して食べていますね。

 f:id:baobab-no-ki:20170207041936j:plain安価で味も悪くないのでけっこう車内では人気の品プランテインチップス。5円。僕はあんまり口にしませんが…

後のリンゴとオレンジは日本のものと変わらない味で、定期的に食べてます。値段は日本の半値ほど。

といった具合にアフリカフルーツ事情を繁雑にかいてきましたが、僕は彼らに大変助けられています。アフリカのお菓子はほとんどがマズいのでフルーツがおやつ代わりになるのです。それで健康的だしね。まさに一石二鳥。

 

 

さて話しを今日のことに移しますと、今まで全ての国で必ずその首都を訪れてきました。しかしここベナンが11ヶ国目にして初めて首都を通らずに過ぎ去ることになります。まあそこに意味は大してないのかもしれないのですが、できるなら全ての国のキャピタル制覇したかったですよね。

 

今日は夕方に訪れた宮廷の前の広場を借りてキャンプをして明日の朝早くにでて昼前にはナイジェリアに入る予定です。