ボツワナ5日目
ボツワナの公道は動物園
↑道路脇で草木を食むキリン
本日はマウンからカサネというジンバブエとの国境町までぶっ通しで走り続けました。おそらく7,800Kmは今日だけで走ったかと思います。
↑途中にあった検疫所、消毒のために持っている全ての履物の靴裏とタイヤを消毒液に浸す。
巻頭にあるように、ボツワナ北部の幹線道路は走っているだけで大型の野生動物が次々と目に写ります。
それは道路がナショナルパークを突っ切って走っているからで、忌々しい柵も規律で決まっているのか見当たりません。なので野生動物も餌を求めて道路を行き来することができるために道路を走っているだけでゲームドライブのようなことになるのです。
↑こんな至近距離でも。
↑道路を横切るゾウ。真ん中に子ゾウをまとめて最後尾を一番大きなゾウが常に警戒しながら渡っていきます。
それでもその目に入る頻度となるや尋常じゃありません。ずっと窓に張り付いて外を眺めていたわけでもないので、大分見逃しているかと思いますが、それでも写真に撮っていないのも含めるとゾウとキリンを30頭はみたような気がします。始めのうちはトラックも止まってくれていたのですが、その後何度も出てくるにつれて、いちいち止まることなく最後のほうはほとんど無視でした。
どうやらボツワナという国は食べ物がふんだんにあって周辺国のように紛争の歴史もなく安定した近代であったために、こういった動物が人に食べられることなくこれだけたくさんの動物が残っているのだそうです。一時は象牙目的のためにゾウが大量に狩られたようですが、それも禁止され豊富な自然がまた頭数を回復させて今日に至っているのだそう。ただその増加が著しいがために過度の増加の問題もあるそうです。
↑行く手に氾濫してできた大きな水たまりが行く手を遮ります。しようがなくここは迂回で。
結局10時間以上走って、カサネの手前20Kmでブッシュキャンプ。明日にはジンバブエに入国し、ビクトリアフォールズのある町まで行く予定です。
↑少し遠いけど、これまた横断中のキリン。
付け足しで、昨日文量が多くなったために割愛してしまったことなのですが、オカバンゴ・デルタの二泊三日ツアーからキャンプサイトに帰ってみると、そこにはケープタウンで別れたトビーの姿がありました。
約3週間ぶりの再会です。でもそこにあるはずの同じくトビーと旅していたマークの姿が見当たりません。ワケを聞いてみるとマークは自分のペースで旅をしたいがため、もうトラックに戻ってくることはないのだそう。いまさらですが、どうやら彼の旅のスタイルにこのツアーは合ってなかったみたいです。まあ西アフリカは個人で周るのは困難なのでこのツアーしか手法はないということなのですが。彼はカイロまでのツアーを申し込んでいたのですが、ナイロビまでに短縮してそこからエチオピアを自分で周るんだ、と言っていました。でも気が変わったんでしょうか。別れの挨拶もなにもできなかったことが惜しいばかりです。
↑今日の地平線に落ちる夕陽。最後の一点になるまで見れました。