再ジンバブエ5日目

100兆ドル札!?ジンバブエの金銭事情

ジンバブエという国はこの南部アフリカ地域の中で最貧国となっている国であります。

ウィキ先生によりますとかつては白人領主によってできたシステマティックな農業の大規模栽培のおかげで「アフリカの穀物庫」と呼ばれていたジンバブエでしたが、2000年代初頭に発動されたムガべ大統領による白人領主から強制的に土地を没収して、その土地を黒人農民に譲渡する政策によって、ジンバブエの経済を支柱であった農業が崩壊、それにつられて経済も大打撃を受けてジンバブエ経済は地に落ちたのです。その結果、極度のインフレが発生して、年々インフレ率が異常に上昇していったというわけです。

そしてハイパーインフレもいいところにここジンバブエでは超スーパーハイパーインフレーションを起こしていったのです。

2015年まで使われていたジンバブエドルという通貨も今では廃止され、USドルが主流な通貨となっています。それでそのインフレの上昇で最終的に辿り着いたのがハンドレッドトリリオンドル紙幣の発行、つまり100兆ドルというわけ。まあここまでいったら至極当然、にっちもさっちも行かなくなるわな。

f:id:baobab-no-ki:20170529202814j:plain今では新規通貨ボンドノートなるものが発行されてます。一番下はUSドル紙幣。

詳しくはちゃんと調べたわけではないからわからないけれど、このムガベ大統領かなり強権的、独裁的な政治をしていて、2007年には国内の外資系企業に対して株式の過半数を黒人に渡すよう義務付ける法案を成立させたのだそう。そんなことしたら企業も国外に逃げていってますます外貨収入がなくなることは目に見えた話です。それで当の本人は外国に別荘を持って、相当な財産を預けて安定を決めこんでいるという。

このままこんな無能な大統領の横暴が続いたらいつか国家レベルの大きな暴動が起きても不思議でないと思います。

f:id:baobab-no-ki:20170529202846j:plainビクトリアフォールズ周辺ではこの紙幣が今ではお土産として売られていて、僕も200億ドル札を3USドルで買いました。今の外貨収入はこういう観光資源からだけなんだろうな。

 

さて今日の話をしますと、朝の7時にバークスパラダイス(僕にとっては地獄)を出発して、すぐブラワヨ近くの遺跡にぶらり、僕はパスしましたけど、その後は丸々移動日。4時半にアンテロープパークという動物の保護施設に到着しました。

f:id:baobab-no-ki:20170529202907j:plainウェルカムドリンクと軽食でお出迎え。こりゃすごい。こんなの初めてだ。そして目の前には巨大プールが。↓f:id:baobab-no-ki:20170529202939j:plain

ここには3泊して、様々なアクティビティを満喫します。そのアクティビティの説明会を夕方聞きに行きました。アンテロープパークGMからこの施設の活動内容やプロモーションビデオを見てのアクティビティ説明を受けました。まあ僕が行くのはライオンウォークとエレファントインターラクションかな。インターラクションてのは象との触れ合いみたいなやつです。

f:id:baobab-no-ki:20170529203254j:plainけっこうここのは安めでけっこう。

 

てなわけで、明日は朝からライオンと歩いてきます。