再ジンバブエ19日目最終日

ジンバブエは日本車天国だった

本日は昼に近くの町に出ていって、スーパーで買い物をしてジンバブエの有り金全部を使い果たして来ました。なぜなら今日がジンバブエ滞在の最終日となるからです。

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今日の僕のイベントは特になし。でも10人くらいはサンセットクルージングに出かけていった。

いやあ長かった。まさかこんなビクトリアフォールズしか世界的な知名度がない、南部アフリカでも地味なこの国に20日もいることになるとは思いもよりませんでした。20日というとナミビアに次いで2番目に長い滞在日数です。

それもこれも他の皆さんの僕がツアーを離れた後に行くことになるエチオピアビザの取得のために長引いたわけですが、今日そのパスポートをハラレにて待っていたジェフがここにやってきたために、やっと明日ジンバブエを発つ目処がついたわけです。

ただひとつ、不幸なことにジェフはその手にスザンヌのパスポートがありませんでした。彼女はアメリカ人で、まだ少し時間がかかるのだそうです。他にもアメリカ人はピートとデーン二人いますが、彼らは出立前に自国ですでに取得の上トラックに乗り込んできたので、申請不要だったのです。

彼女一人のために他全員が待つなんてことには流石になり得ませんから、彼女をジンバブエに残して我々は先に進むのです。順調に行けば最速で2週間後タンザニアダルエスサラームにて再帰することになるのだそう。まあ不運だと嘆くしか致し方ないですね。やっぱこういうことがあるからパスポートを手放すよりも空路で入ってアライバルビザを取るほうが賢明だと思うんだけどな。

そして今日の本題、タイトルにある通り、ジンバブエには3週間滞在しましたが、一番目についたことはその圧倒的な日本車の多さ。

これまでの国の大多数でも日本車のシェアは過半数を超えていました。でもここジンバブエの異なるところはそのほとんどが日本の自家用中古車なのです。今まではランドクルーザーハイエースなどの巨大車ばかりが目についていましたから異様なのです。

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そしてその自家用車にも随分な偏りがあって、ビクトリアフォールズ地方ではやけにボクシーやノアといったボックスタイプのファミリー車が往来していて、ハラレやその他の地域では一世代前の乗用車、フィッツやシエンタファンカーゴなどの懐かしいメンツがそこら中を走り回っているのです。

ここは右ハンドル、左車線走行なので、こうも日本車が流行るのだと考えられます。西アフリカ諸国はみんな左ハンドル、右車線走行だったからね。日本の中古車は入ってこれないんですよね。

f:id:baobab-no-ki:20170613065853j:plain僕の小さい頃の家の車はこのファンカーゴだった。今では日本で全く見なくなったけれど

それでたまさかこっちで車のディーラーをしてるという黒人に偶然出会って、その話を聞いてみると日本では使われなくなった古い型の車を700ドルほどで買い取ってきてこちらで売ってるのだそう。ただその間に運送費、関税などによって、こちらで売るときには日本のユーズドカーと大差ない5,000ドルとかで売られるらしいけど。そんな価格で買い手がいるのが少し怪しい。まあこんな貧乏な国でどんなオンボロ車であれ車を一つ持っているということはそういう地位に立っていることで、一つのステータスに位置づいている証明になっています。まあ商売道具(タクシーや運送など)に使うために借金してまで買う人もいるのだろうけど、やっぱりこういう最貧国の中で車を一台持つということは難しいことです。

 

という車のお話をしましたが、僕が今思うはやっとジンバブエを脱せられるという一心のみ。けっこう旅程も押してるみたいなので、どうなることやら。

まあ兎にも角にも明日はザンビアに二度目の入国をします。