再ザンビア1日目
偶然会った黄色い同胞たち
最後にトラックで国境を跨ぐことになったのはボツワナからジンバブエに入った時のこと。つまりはもう3週間以上も前のこととなります。その間にも僕は日帰りでザンビアとモザンビークを訪れてきましたが、どちらも数時間、数分の滞在でしかないので実質はジンバブエ滞在であります。だから22日間もジンバブエにいたことになるのです。これはこのツアーで一番長い一ヶ国滞在記録となります。ナミビアは合計すると26日間いましたが、間に2週間に及ぶ南アフリカ滞在をはさんでいるので、それは前後半に分かれています。でもまさかこんなにもジンバブエにいることになろうとは。
今日は8時にカリバを出発して、目指すはザンビアとの国境です。
↑こんな町の近くにまでシマウマが。人里に降りてくるクマのようなものか
この国境沿いにはカリバ湖があって、まずはジンバブエ側のイミグレで出国の手続きを。そして今度はザンビア側のイミグレで入国の手続きを。
計1時間ほどかかって、10時前に無事二度目のザンビアに入国いたしました。
ここはカリバ湖の果てになっていて、ザンビアのイミグレーションを抜けるとすぐにダムが見えてきます。
↑ここで作られた電気が一帯に供給されています。そしてそのダムを渡る↓
その後はひたすらに走って、今日の目的地首都ルサカを目指します。
↑やっぱりバオバブって絵になる。
昼食をとった後も走り抜けて、3時半にルサカに入りました。そこの大きなショッピングモールに入っていくと、見慣れた黄色いフォルムが目に入ってきました。
そうオアシス社のオーバーランドトラックです。この見た目はいくら離れていようとそれに相違ありません。
↑窓越しにこんにちは。なんとまあちょうどいい高さ
彼らはカイロから僕らと逆回りで走っている一行で、コンゴへと向かっているのだそう。つまり天国(東、南部アフリカ)から地獄(西アフリカ)に向かう非情なルートというわけ。今まで他社のオーバーランドトラックは見飽きるほど目にしてきましたが、この他の行き先を持った黄色いトラックには初めて会いました。
それで最初に気づかなくって、はっと気がついたのが実はこのトラック僕たちがジブラルタルからナミビアまで5ヶ月以上も共に旅をしたRENAULTのトラックだったのです。まさかこんなところで再会しようとは!この戦友にまた会えて感無量でした。
特に観光することもないので、その後にはキャンプ場に入って陽は暮れていきました。今日会った同胞も一緒のところで夜を明かす事に。
明日の朝は真っ暗な中飛び出して、いっきにマラウイ国境を目指す超ハードな一日になります。さていったい何時間走ることになるのか。