タンザニア3日目*

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一夜のうちに夏が来た

 今日も7時、体内時計時間6時という早朝に出発しました。

11時にもなると周りの風景はブッシュからシティへと移り変わり、自然人も増してきます。巻頭にもある通りタンザニアイスラム教徒がマジョリティというモーリタニア以来の国で、そこら中に丸い帽子をかぶった男の人とイスラミックな衣装を纏った女の人をみかけます。敬虔なイスラム教の女性は肌の露出を避けるために目だけ出した真っ黒な服を身に着けているのですが、サンダル履いて足は見せているという矛盾。

f:id:baobab-no-ki:20170626205616j:plainケープタウンと同じような大規模なバスのシステムがあって、市民にとっては重要な移動手段となってるよう

まずは街のショッピングモールに行って昼食休憩がてらストップ。

トラックを降りるとそこはもう猛暑で、刺さるような太陽の日差しが襲ってきます。昨日までは寝袋に包まってないと寝られないほどの高所に居たんだけれど、ここダルエスサラームは港町なので海抜ゼロメートル、そして赤道直下となれば必然暑くなるのです。たぶん優に35度はあると思います。真夏だあ!

f:id:baobab-no-ki:20170626205648j:plainどこにいっても日本中古車だらけ。カローラ、ボクシー、ファンカーゴ

その後が酷くって、本日の宿に向かう途中の道がもう大渋滞もいいところで、全く動きません。15分待って2,30m進んでまた15分待っての繰り返し。1時間あればいけるところを4時間かけて進んでいきました。

そんな苛酷な交通状況を経て辿り着いたお宿もなかなかなもんで、ここの蛇口をひねって出るのは全て塩水。長々とトラックの中で蒸されて、焦らされて汗まみれになった塩分濃度の高い体をそれよりもしょっぱい塩水のシャワーで洗い流すという何ともよくわからないこの状況。結果出てみるとかえってベトベトしてる。酷えもんだなあ。

 

明日は一日ダルの観光日がもうけられていて、そのあとトラックを離れた4泊のザンジバル小旅行が待っています。

 

一週間レポート その30 南、東アフリカはパラダイス 

 西アフリカを経験してきた僕にとっては今のこの状況が嘘のように思えます。西アフリカ諸国ではシャワーといえば冷たいものであったし、半分以上はブッシュキャンプ、野営でギニアでは1週間それが続いてシャワーなしってこともありました。

それが今では久しぶりにきた一昨日のブッシュキャンプ昨日が最後でなくなってしまって、そのほとんどがキャンプサイト生活で毎日あったかなシャワーを浴びれます。正に天と地の差なのです。

そのターニングポイントとなったのはアンゴラからナミビアに入った瞬間で、特にナミビアなんて国は物量に溢れためちゃくちゃに豊かな国だったので、そのギャップにおどろいたもんです。

ビザだってナミビア南アフリカボツワナでは必要ありません。その他の国でもボーダーで1時間も待てば簡単に支給してくれます。しかも50ドルという安さで。もう大使館に行くこともないしね。おかげで待ち日、移動日、観光日とあった中の待ち日という日がナイジェリアのカメルーンビザ取得以後まったくなくなってしまいましたね。

もうホントに観光を大事にしていて、観光業で潤っている国々はやはりその設備、制度を改善してその差は歴然と開いて行くようです。

ただこの観光地だらけの観光立県の方が良いのかと問われると、僕の場合は否、西アフリカの方が良かったです。いつだったかの一週間レポートで、たぶんアンゴラにいた時に「あっもう満足したな」という瞬間があったこと書いて、この後はもうおまけで何か事故があったりして、いつ帰ることになってしまってもいいとも書きました。それであと2週間でこのツアーが終わる僕が今思うのは、その満足したポイントがおそらくピークであって、そっから徐々に徐々に下降していってるということに今気づきました。いや一言で言えば「飽きた」ということになるのかな、このオーバーランドツアーに。

まあ今は五体満足で日本に帰ることができればいいやというところが本望です。本当に。

 

あっもう一つ書いておきたかったのが歯痛。

いつからだったか忘れましたが、左下の被せ物がしてあるところが酷く痛んで、咀嚼するたびに痛みが走ります。でもこれたぶん虫歯じゃなくって歯槽膿漏のような気がしています。肉とかを食った時に痛くなって、冷たいものや柔らかくて甘いものを食っても沁みることもなく何ともならないから。外国のましてやアフリカなんかの歯医者なんて行きたくないので、入念に歯磨きをしてなんとか帰国まで持ちこたえさせようと思ってます。