タンザニア12日目

この日は山間部特有の冷たい小雨の中一日がスタート。

僕たちが次に向かうはアルーシャというタンザニア北部で最大の街。

そしてここは数多あるタンザニアの観光地の中の大エース、セレンゲティ国立公園とンゴロンゴロ保全地域の一大拠点でもあり、そのため数多く、またバラエティ豊かな外国人を見かけます。あっこのひと日本人かなってのも何回かあったしね。

僕たちはここに4泊滞在して、セレンゲティ、ンゴロンゴロのサファリに出るオプショナルツアーがあります。しかし僕はそれに行きません。だってもう3年前に一度行ってるんだから。それと現実問題として金の不足があります。このオプショナルツアーはべらぼうに高くって、$650〜といった具合なのです。

対して今の僕の現金としてのドル紙幣の所持額は今日10ドルだけシリングに両替してきたためにきっかり500ドルということになりました。ここからウガンダルワンダ小旅行費350とケニアウガンダルワンダの査証を兼ねたイーストアフリカビザの申請料が100、ジェフとウォルターへのチップ40を差し引いていくと10ドルしかあとに残りません。いやあ使いましたねえ。モロッコでは5500ドルもあったのに、今となってはその11分の1に。いやあ使った、ホント使ったわあ。

タンザニアの北部にくるとよくマサイ族の姿を見かけます。タンザニアケニアで遊牧をしている彼らにとってそこに国境なんてものはなく、勝手気ままに行き来しているそうです。なので、ここら一帯は彼らのホームグラウンドといったところ。

マサイ族の人の見分けはとても簡単で、原色のチェック柄をした一枚布を纏っていれば、即ちそれがマサイです。

f:id:baobab-no-ki:20170627174126j:plainキャンプ場にてマサイ族とフリスビーをするマーク

でもマサイの人々はタンザニアのどこに行ってもみかけます。ダルの大都会の中やザンジバルにもいたしね。それで彼らをよく見かけるのは門の前での警備をしているところ。まあイニシエーションとしてライオンとタイマン張って勝負するような戦闘部族ですから適役ではあるのでしょう。片手に木の杖、片手にスマホを持って電話してるところなんて見飽きるほど見てきました。

マサイだって都市に流入するし、現代人としてスマホをいじるのです。

 

今日からアルーシャから西に30Kmほど外れたところにあるスネークパークのキャンプ場に4泊することになります。することはたぶんなんにもない。みんなは明日から泊りがけでゲームサファリに出ていきます。