リベリア2日目
リベリアと米国
首都 モンロビア
↑街に近づくに比例して多くなる黃タクシー
シエラレオネからの悪路を乗り越えようやくリベリア最終目的地 首都モンロビアに到着しました。
ここで昨日も貼ったリベリアの国旗を見ていただきます。
この国旗の模様どこかの国と酷似していると思いませんか?。
これは偶然ではなく、リベリアとアメリカは深く関係している国同士なのです。
実はこの国リベリアは1847年というアフリカの中でもエチオピアに次ぐ早さで独立を成し遂げています。その頃はまだまだアフリカ植民地の最盛期でフラ ンスもイギリスもベルギーもアフリカで膨大な影響力を持っていた時代です。そんな時に自国の力のみで独立を達成できるわけはありません。外的要因があり、その背景にいたのがアメリカということになるのです。
↑非常に見づらくて恐縮なのですが、街の所々でアメリカ国旗とリベリア国旗が並んでいます
アメリカの黒人によって組織された植民協会がアフリカの奴隷解放を目指し、だいぶと端折りますが笑 、それが成功して今日のリベリアに至るというわけなのです。なのでその国名 Liberiaもアメリカのスローガン、信念である自由(Liberty)からきているのだそう。
その他にもリベリアの通貨はリベリアドルでちょうど1リベリア$が100分の1US$となっています。そしてモンロビアのような都会ではリベリア$もUS$も同じくらい流通しています。
↑おそらく植民協会のお偉いさん方。良く見てもらえば単位がドルなのがわかります。
僕は細かいドル紙幣に飢えていたので、どこかで100ドル紙幣崩す機会はないかと考えていました。そこでこの国のシステムを利用しない手はないと思い、パン 屋さんに向かいました。そこで1ドルのパンを100ドル紙幣で支払って99枚の1ドル紙幣を入手することに成功しました。念入りに念を重ねた偽札チェックをパスし、1ドル紙幣を99枚受け取ります。レジで枚数を数えている時に「コイツ何者なんだろう」的な雰囲気で店員さんにニヤニヤされました。
↑厚さ10cmにはなる膨大な数の1ドル紙幣
というわけで、リベリアは国旗が星条旗に似ていて、通貨もドルと名がついていて、公用語が英語というなんともアメリカ寄りのアフリカではめずらしいお国というわけです。