カメルーン7日目*

六日ぶりの更新です。お久しぶりです。といってもこの一週間全くインターネット環境にありつけなくて(現在進行系)休んでるということも伝えられてなかったのでいつの日かに一気放出という結果になり、時間軸はもうめちゃくちゃになっちゃってるとは思いますが…

さてさてリングロードに出かけていった他の人たちは続々と昨日の内に戻ってきて、予定通りの5日経った今日バメンダを発ち、カメルーン山の麓の町、ブヤを目指しますこととなりました。出発の時間はまだ真っ暗な朝の5時、僕は十二分の休息の毎日だったのでなんてことなかったのですが、昨日の夕方に帰ってきたマークなんかはさすがに辛かったろうと思います。そして出発からの3,4時間は外気温12、3度の中窓全開で走ったので車内の体感温度は氷点下に感じました。これはホント過酷だった。

f:id:baobab-no-ki:20170227030954j:plainロッカーから寝袋を引っ張り出してきて顔まですっぽりくるまりました。

今日の合計移動時間は11時間、カメルーンの道路は両極端ロードでしたね。

f:id:baobab-no-ki:20170227031008j:plain朝焼けとアフリカで最高級の道路

今までの、例えばナイジェリアなんかの道路は都市部のところはきれいに舗装されていたとしても、地方にいくにつれて管理が行き届いていないために凸凹の多いひどい道路環境だったのですが、ここカメルーンは地方がいま道路の建設ラッシュの時で、ここまでの道のりの半分はこれ以上ないといっていいほどの理想的道路だったのですが、もう半分は未舗装の砂利、砂道路となっていたのです。

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実は砂や砂利道の方が凸凹の道よりも平らで揺れを気にしない分早く進むことができます。ただその副作用として、強烈な砂煙が車内を襲って、これには一同たいへん辟易していました。

昼も車内で飯を済まし、ランチ休憩なしで突っ走ってきたので、なんとか暗くならない4時手前にはブヤの町に到着、ここでもまたキャンプサイトです。その後、カメルーン山登山のツアーコンダクターがやってきて、車内でその段通り。その結果、明日の9時に出て、3日かけての登山に出ることに決まりました。今回居残りとなるのはロン、ブルース、ピジョーシ、ボブのいずれも50を過ぎた面々。ボブに関してはリングロードの5日間から居残り組なので、ここから3日間もトラックに居続けます。もはやトラックの守り人のようで。

そして今日起こったこととして、イギリス人のアンディがここでツアーを一旦離れることとなりました。彼はここから南アフリカまで飛び、おそらく4月の後半にまた合流することになります。飛ばす国は5ヶ国ほどですかね。けっこうな数です。もったいない気もしないでもないですね。

明日以降の記事は恐縮なのですが、またまた登山のため休載となって、3日分を一度にダイジェストでお送りすることになるかと思います。

 

一週間レポート その⑭

本文でもいった通り、どうも内陸に近づけば近づくほど、海から離れれば離れるほどにそれに比例して気温がどんどん低くなっていくようです。日本は細長い島国だから内陸でも海から200Kmも離れていません。だからこれは大陸ならではの気象現象なのだと思います。ナイジェリアにいた時分から夜は冷え込んで、といっても15、6度ほどなのでとても寝心地の良い快適な気温となっています。言うなれば日本でいうところの秋の始まりの季節に似てますかね。

またこの一週間の大半はバメンダという町に滞在していました。みんなが観光に出かけている間僕はずっとキャンプサイトに引き籠もっていて(実際町に出たのは1度だけ)、一人黙念として作業に勤しんでおりました。と同時に団体行動からも離れられたので、良い精神の休息にもなって良かったです。その作業というのは今までも言ってきたことです。それは大方の目処がついたので、2月中にはこの場であげる予定です。まあ総じて言えば、充実したホリデーの一週間といった感じですね。

さて今、トラックのある装置にちょっとした異常なことが起きています。それは充電する機械のことでの問題なのです。

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トラック紹介の記事で述べたように、このトラックにはいくつものシガーソケットが備えられていて、それを使ってUSBからカメラやスマホといった電子機器を充電しています。その機械が一度ギニアで壊れたのですが、それをスティーブが修理した後に電圧が12Vから24Vに変わっていました。それがあったのは昨年末だったので3ヶ月弱経ったことになりますね。それで起こったことが充電ができなくなるという現象。最初にその被害に遭ったのはブルースでした。彼のガーナで買ったばかりのiPhone5が充電できなくなって、この時は原因がわからずじまいだったのですが、数日経って、今度はボブのGoProとピジョーシのiPhone7が立て続けに充電できなくなったのです。このことからおそらく充電装置に問題があるという疑いが出てきたのです。僕は物理はからっきしダメで詳しいことは分からないのですが、おそらくバッテリーに許容範囲以上の電圧、ストレスがかかってかかってしまったことが原因だったのかと思われます。

ブルースも買ったばかりでかわいそうなもんなのですが、一番不憫だったのはインド人のピジョーシ、彼はガーナのゴールドコーストでiPhone6を水没でダメにしてしまい、アクラで最新のiPhone7 64GBを日本円で100,000円超えという金額で買ったばかりだったのです。不幸って連続してくるものですね、ほんとに。かける言葉もありません。

僕は幸いにも持ち込んだモバイルバッテリーに一度充電してからスマホキンドルを充電していたので、この災難を避けられました。でもこのモバイルバッテリーも最近調子がおかしいので、少々不便にはなるのですが、持参したソーラーパネルを使うことになると思います。他の連中は気にせずにこのシガーソケットから直充電していますが笑