ガボン2日目

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さよなら北半球、一行は南半球へ!!

昨日の記事でここからの一ヶ月はなんの変哲もないただの移動月間になるみたいなことを書きましたが、さっそく一大イベントが起こっちゃいました。

まあ基本的には移動日なので朝の7時に出発、ひたすらに走り続けて、昼食休憩のあともまだまだ走り続けて、その途中であっさりと赤道を渡っちゃったというわけです。でも赤道を越えて南半球に入ったからといってこれといった症状はなにも起こらないですよね。当たり前ですが笑。

f:id:baobab-no-ki:20170313211502j:plainフランス語圏なのでその表示ももちろん仏語。「赤道を越えます」と書いてあります。

ただ一つ「ああ、今自分は赤道直下にいるんだな」と、実感できることは一つあります。そう感じるのは正午の時間帯。なぜかと言うと、その時に太陽が南中となって、見上げると真上になるのです。本当に日本では見たことのない角度(ほぼ90度、直角です)まで太陽が昇っていて、あたりに見える影も垂直に落ちます。

f:id:baobab-no-ki:20170313210746j:plain調理台と人の垂直な影

上画のとおりランチの調理時間には容赦なく太陽の光線が頭の真上から襲ってくるので、給食当番は汗まみれになってしまうのです。辺り一帯から影がなくなる異様な空間です。食べる時はほとんどの人が影を求めて、車内で食べることとなります。

それにこの季節も深く関係しています。それは春分です。日付は3月20日なので、もう二週間後ほどまで近づいてきています。春分の日には太陽は完全に地面から垂直なところまで昇り、昼と夜の時間が等しくなるのだそう。そういえばモーリタニアでは北回帰線を跨ぎました。あそこでは夏至の日に太陽が真上に来るのです。おそらくナミビアあたりでは南回帰線を通ることになるのではないでしょうか。

ちなみに南半球は二年前にタンザニアでデビューしたので、初めてではありません。けど赤道を陸路で通過というのは初体験となりました。僕はケニアでツアーを降りるので次に北半球の地を踏むのは日本に帰る時となりますね。

そのイベントが終わるとまあ平常運転に戻って、ただの移動日。でもその道中ガーナのケープコーストであったドイツ人の老夫婦にばったりと再会。スティーブが久方ぶりの再会に話の花を咲かせてました。

f:id:baobab-no-ki:20170313210953j:plain↑スティーブと話してるのがドイツ人の旦那、その間ビーチではブルースが途中に洗った洗濯物を被って日光浴(乾燥)してましたf:id:baobab-no-ki:20170313211121j:plain

今日はガボンの真ん中あたりまで辿りついて、ここでブッシュキャンプ。どうも雲行きが怪しくて、ピカピカピカピカ雷が光っています。でもその雷音は全く聞こえないのでかなり遠くにあるものとみられます。雨はなかなか降り出しません。