南アフリカ6日目
西アフリカ軸でのアフリカ大陸縦断達成!!
やっとというか、あっという間というか、ここまで来ちゃいましたね、喜望峰!名前の響きがなんとも良いですよね。Cape of Good Hopeからこれに訳した人スゴイって単純に思う。けっこうな飛躍があるよね、もはや感性の次元ですわ。そしてそこはまたその達成感に見合った風光明媚な名所となっていました。
7時半に2泊したハマナス近郊のキャンプサイトを発ち、最初に向かったのは上画のペンギン見物。南アフリカの南部海岸線には数多くのアフリカペンギンが暮らしています。
↑ペンギンほど愛嬌のある歩き方するやつはきっとこの世にいないですね。
僕たちはこじんまりしたあまり数のいないところに行ったためタダでみれましたが、数千羽いるところも有料ながらあるのだそう。でもそんなペンギンの大群見てもねえ。それにこっちは至近距離まで近づけました。
↑ドライスルー型入場口
そして今日の本題、喜望峰!ここはケープオブグッドホープ国立公園の中にあって、もちろん入園料を払わねばなりません。その金額は135ランド(1,150円)でまあ高くはないですね。これはオアシス持ちで、そのかわり夕飯は僕ら持ちということになったのですがまあラッキーです。
↑これは喜望峰じゃなくケープポイント
喜望峰というのはポルトガル人冒険家バルトロメオによって南アフリカで最初に踏地された場所を指し、その隣にはケープポイントと呼ばれるケープ半島の先っちょがあります。正直いって、こちらのほうがより海に突き出していて、背が高く灯台もあるので見栄えがよくって勘違いを起こしそうなもんです。
↑喜望峰からみたケープポイント
トラックはケープポイントの麓まで送ってくれて、そこからは徒歩での登頂かレールウェイで楽に登るのか決めることができます。そんなタイソウな物に乗らねばならないほどの高さでもないし、もちろん歩き一択。
↑ケープポイントのテッペンからみた喜望峰
20分ほどで灯台の袂に行き着き、そこは嵐のような暴風が吹き荒れていました。ここにバルトロメオがたどり着いた時にはその猛烈な風を由来として嵐の岬と名付けたのだそうです。たしかに立ってるだけでも踏ん張らないとならないほどです。暴風警報ものでした。
↑この海の行き着く先は南極大陸。
そして本命の喜望峰へ。見た感じではケープポイントから目と鼻の先のようですが、歩いてみると片道40分ほどかかります。僕たちは喜望峰の下に迎えのトラックを回してもらっていたので片道で済みましたが、通常は往復しなければならないので1時間半ほどかかってしまいますね。
道もそんなきれいに舗装されているところばかりでもなくって、岩がむき出しの足場が悪いところも多々あり、それと強風が相まって危険といえば危険なものです。
↑100mほどしたにある砂浜にも下りることはできます。ここにバルトロメオは降り立ったのか。
↑海面には無数の昆布が漂ってます。きれいな海に似つかない。
喜望峰についてみると、そこは8畳ほどの小さなスペースがあるだけで他になにもありません。周りはまだしもそこだけみれば殺風景そのものです。ただ相も変わらず風は強いという変なトコロ。ちょっと拍子抜けな感は正直否めませんが、無論達成感はあります。前にも言った通り僕の中では勝手に喜望峰がアフリカ大陸の南端だという概念ができているので、ここに到達して初めてアフリカ大陸縦断は達成されたわけなのです。
モロッコからの西廻りで南下してきましたが、ホントに今にしかできない経験をしたと思い達成感に満ちあふれています。ここまで巡ってきた国々はここから10年で急速に変化し、全く異なった国になることでしょう。もしかしたら行きたくても二度と行くことのできないような政情にだって大いに成り得ます。だからそういう意味でもひとつも飛ばすことなく回ってこれたことは大変な満足感を感じ得るのです。
このままカイロまで行ければ東軸での縦断もまた同時にできるわけなのですが、残念ながら僕はナイロビで降りねばならないので、それは達成されることはありません。でもまあそのルートは個人でもできるわけなので、いつでも気が向いたらいけばいいので気にしてないですね、
↑喜望峰を降りるといたネズミのようなモルモットのような動物、ハイラックス。
そして3時にケープタウンに向けて出発。走ること3時間弱、夕暮れ時の6時手前に到着しました。
↑着いてさっそく目に入ったのはケープタウンのトレードマーク、夕陽に照らされたテーブル・マウンテンとライオンズヘッド
そして自費でのディナーにでかけます。これはまあここケープタウンでツアーを離れる人たち(スティーブ、ボブ、ブルース)の送別会のようなものになりましたね。またブレイクもここで離れるのですが、ケープタウンにいる友達を訪ねていたため不在。
↑僕がオーダーしたのは高級ハンバーガー(これで850円)。でも入園料に比べるとだいぶと得しましたね。
ケープタウンにいる間は、ガーナのアクラでいうところのビックミリーズバックヤードのような本拠地があって、少し中心街から離れたソルティクラックスに6日間滞在予定です。そしてその滞在最終日に新しい仲間がやってくる予定となってます。