ジンバブエ1日目最終日
21ヶ国目 ジンバブエ共和国 (地図ネズミ色)
月の虹 −Luna Rainbow−
昨日言った通りここには5泊もするということで、ゆっくりとビクトリアフォールズの町と滝を満喫していこうと思っています。
といってもここで僕は何もアクティビティをすることもないので、行くところは限られていて、ジンバブエサイドのビクトリアフォールズ国立公園、ザンビアサイドのビクトリアフォールズ国立公園くらいなものです。
んでもって今日はネットで見つけて行きたかった超高級ホテルから見る景色と夜の国立公園に行って参りました。
まずは町の散策から。
そこかしこに旅行代理店のオフィスが立ち並んでいて、旅行者はこれらのところでアクティビティを予約してバンジージャンプやラフティングをするようです。ちょっとみただけで10、20軒ありましたからどれを選んだら良いのかわからないですよね。
他にも土産屋さんやカフェなどが一帯に散らばっていて、いかにも観光地といった土地柄。
↑猿がそこらへんをうろちょろしてる町です。
ハンバーガーとチップスをテイクアウトして、見てみると間違ってハンバーガーが二つ入っていた得したのか損したのかわからないランチを済まして、一つ目の贅沢なコーヒーブレイクへと出発。
↑滝の水柱が遠くからでも見上げれば目に付きます。
市街地から滝の方に歩いていって、ケンタッキーを右に曲がり5分ほど歩くと見えてくるのがとても立派なホテル。その名も The Victoria Falls Hotel というまんまのホテルです。でもそれだから格式ありそうで一庶民が入るには一瞬躊躇してしまうような雰囲気がありました。
↑高そうなものばかりが並んでいて、この横ではピアノの生演奏。
ネットでみつけた感じだと宿泊者でなくともお茶するだけで入れるそうなので、びびってる素振りをおくびにも出さないでいざ突入。
すると眼の前に広がるがこの絶景!
この橋はジンバブエとザンビアをつなぐために架けられたもので、その後ろに水煙が上がっていて滝があることがわかります。
それにしてもなんて絶好の位置にホテルを建てたのでしょう。完全にベストポジションでしょココ。
たったコーヒ一杯(200円)でこの景色を堪能させてもらって、なんか肩身狭い気分でした。でも多分泊まったら10万とか余裕で超すランクのホテルだと思います。
↑ホントにおすすめのスポット。絶対ここは行くべきですね。
それからはキャンプ場に戻って、夕飯を食べて夜が更けるまで待機。
午後7時になって、すっかり辺りも真っ暗になった頃に、ピートとジェニーとともに夜の国立公園へと向かいます。
普段は夜に公園の開放はしていなくて、この月に3日しかない満月の夜には開園時間を延長しているのだそう。その代わりに入園料も10USドル高くなって40USドル高くなってしまいますが。
満月の夜に滝で何が起こるのかというと、立ち昇った水しぶきに明るい月明かりが差して、そこに月の虹ができあがるのです。普通虹といったら太陽の光でできるのが一般で、多くの人はその虹しか見たことがないかと思いますが、ここではそれを見るに十分な条件(満月+大量の水しぶき)があるのでその稀有な現象を楽しむことができるんです。なのでビクトリアフォールズ旅行計画を立てている人はこの一番水量が増す5月、6月の中に3日しかない月夜の時を目指してみると良いかと思います。
↑カーネルと月
公園入口に着くと、大勢の観光客が集まっていてガヤガヤとしています。どうやら今の時間帯の月の高さが虹をみるに微妙なために今調査団がみられるかどうか滝近くに出ているのだそう。確かに低いことは低いのですが、月に照らされてはっきりと影ができるほどに眩しい月が出ていました。
↑明るい月と水しぶき
待つこと30分。隣にいたオージーの新婚夫婦とオーバーランドツアーの話を咲かしていると調査隊が帰ってきて予定通り決行だということが決まりました。カッパにiPhoneを防水ケースに入れて準備完了、いざゆかん
その結果
↑ここまできて暗い中でのピントの合わせ方がわからないという大変お粗末なことになって、こんな載せるのも憚られる写真をアップしちゃいます。
でも満足は満足。本当偶然にも月に3日しかないこの日に訪れることができてラッキーでした。しかも今日がその最終日だったし。
ビクトリア瀑布の落ちる水の爆音を子守唄にしながら眠りに落ちます。明日はちょっくらザンビアにいってきます。