再ジンバブエ8日目
今日は3日滞在したアンテロープパークを立ち、一日の大半が移動の日となりました。
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↑地方の道路は凸凹の補修されない劣悪なものです。これが腰に響くんだ
↑昼飯は1ドルのサッザ定食。
その道中に少しルートを外れて、寄り道をしグレート・ジンバブエという世界遺産の遺跡を訪れて来ました。
↑1986年というけっこうな昔に世界遺産に登録されてます。
このグレート・ジンバブエという石造都市遺跡は現在でももジンバブエにおける民族構成のマジョリティとなっているショナ人の王国によって11世紀から500年かけて作られたもので、中にはここ一帯を治めていた王族の暮らしていた住居やその生活の痕跡を目にすることができます。
入場料は15USドルで、3ドル払えばガイドをつけることもできます。が、実際ついてもらった感想としては個人で自由に周るほうが次はここへと指図されるよりも色んなところを見れて良いと思いました。詳しい解説は中のミュージアムでも知ることができるしね。
↑撮影禁止の博物館。中には説明文や模型がいっぱい並んでいて、その歴史を知ることができます。
まず向かったのはグレートエンクロージャーと呼ばれる石壁で囲まれた王族の住居跡。
ここは直径100mの大きな楕円状になっていて、その壁の高さはなんと10mもあります。高いところでは16mもあるのだそう。
石壁はとても緻密に精巧に組み立てられていて、押したところでビクともしません。だから何百年とその体形を崩してないことがその頑丈さを証明しているかと思います。
↑ただ崩れてしまっているものも所々にあった。でもこのままにしておいて修復はしないのだそう。
中には王族が住んでいた家があったり錐状の塔や時計がありました。一面に草木がうっそうと繁っていて、廃退した雰囲気が漂っていました。
↑今となってはトップは崩れさっているけれど、昔は先が尖っていたのだそう。
↑この長い石の影の長さをみて時間を計っていた。
次に向かったは近くにある丘。
↑丘の高さは約300mで見晴らしはたいそう良かったです。
この丘の上にもまた遺跡があって、儀式が執り行われる場所であったのだそう。
↑こんな狭いところもあった。丘へ登る道は当時のもので、今でも難なく使えるほどしっかりと整っていました。
↑先に見てきた円形の遺跡も丘の上からキレイに見ることができます。
広さはサッカーコートほどで、ここにもまた石造の建造物がたくさん残っています。1000年前に一つ々々重い石の資材をここまで登り、運んで組んだというのだから昔の人の根気強さはすごい。個人的にはこちらの方が好きだったかな。
↑建てものへの入り口。こういう自然の石を自然に取り入れているのが関心する
ここでちょうど日没の時刻となって、ここで遺跡とともに夕陽が落ちるところを見てから下山。
ここに到着したのが16時前で、1時間半ほどしか見学していられなかったのが残念でした。3、4時間くらいは散策したかったかな。それにしても10世紀も前に人力だけでこの規模のものをあれだけ精密に作りあげたということには本当に敬服します。グレート・ジンバブエ然り、エジプトのピラミッド然り昔の王という存在、権威がどれだけ偉大で絶対的であったのか知ることができました。
タイトルが「アフリカのマチュ・ピチュ」となっていますが、そのマチュ・ピチュよりもこちらの方が300年ほど古くて歴史があります。なのでこのタイトルは少し可怪しいのですが、やはりマチュ・ピチュの方がネームバリューは高いのでこんなタイトルにしました。でもその規模、クオリティはマチュ・ピチュに引けをとらないものだと思います。マチュ・ピチュ行ったことないけれど。もうちょっと有名であってもいいと思うんだけどなあ、グレート・ジンバブエ。まあビクトリアフォールズを訪れたからついでにというには少しアクセスが悪すぎるかな笑。
ここはキャンプ場も併設されていて、今夜はここに宿泊。明日はまた移動でジンバブエの首都ハラレに入ります。数日滞在する予定です。