再ザンビア2日目最終日
大移動日
真っ暗な中朝の6時に出発。今日は長い日となりました。
まず朝あった一悶着が僕のテントメイトであるアメリカ人ピーターが何度起こしに行っても全く意に介さず、出発時刻が迫っても気にもせず睡眠を貪ってたこと。どうやら昨日もう一台の黄色いトラックの同胞と夜が更けきっても飲んで飲んで飲みまくったらしくて、それでどんだけ揺すっても起きなかったようなのです。やっとこさで起こした後も足がよろけて、千鳥足で妙にハイテンション、ずっとにやけてました。そんなピートをトラックに押し込めて定刻どおりに出発。
出発1時間後、朝市があったために一度ストップして数日分の食料を仕入れます。朝日に照らされた野菜たちは朝露が光ってとっても綺麗でした。
↑床下食物庫を色とりどりの野菜で満たし再出発
その後はずっと走り通し。ランチ休憩もとらずに車内で昼食をすまして、ぶっ通しにトラックに揺られること11時間。優に500Kmは走り抜き無事に今日のノルマであったマラウイとの国境近くの町チパタに到着。
↑トラックから撮った今日の夕陽
今夜の夕食後の楽しみはチャンピオンズのファイナル観戦です。この一戦が決めるは欧州千を越える全てのサッカークラブの中でのチャンプです。その決勝の組み合わせは今季のリーガエスパニョーラ、セリエAそれぞれの覇者レアルマドリードとユベントス。
前半は1−1で折り返し拮抗するも終盤にユベントスは退場者を出すなど総崩れして、CR7の2ゴールなどで終わってみれば4−1とレアルマドリードの圧勝で優勝。もう完全にクリロナの時代ですね、おそらく今が彼の絶頂期かと思われます。地味なんだけど左サイド、マルセロの大きな存在感にも改めて気付かされたし、最後は大味な展開になったけれど大いに楽しめました。
来年は四年に一度のワールドカップ年。ただただ楽しみ。それでこの決勝の前にプレミアのトッテナムとマンUの再放送を見たんだけど、トッテナムの韓国人ストライカー、ソン・フンミンって凄いのね。おそらく彼が欧州リーグで歴史上一番活躍したアジア人なんでしょう。ああいうスーパー大エースが日本にも必要なんだよなあ。ぱっとしない
日本はまた結果を残せないんだろうか、いやまず本戦に出れるのか?
明日はまあマラウイに入ります。つまりはザンビアの滞在はたったの2日というわけ。もともとはザンビアに入る予定など旅程のどこにもなくて、みんなのパスポート待ちのために押しに押し切った予定を巻き戻すためにモザンビーク行きをなくして、ザンビア経由でマラウイに入ることとなったのです。なのでザンビアの観光なんてものは無論のことなくって、この2日間は平凡でボアリングなただの移動日となってしまったのです。こういう無駄な日程も集団旅行だと仕方がないことですね。次国マラウイには1週間弱滞在できる予定です。
再ザンビア1日目
偶然会った黄色い同胞たち
最後にトラックで国境を跨ぐことになったのはボツワナからジンバブエに入った時のこと。つまりはもう3週間以上も前のこととなります。その間にも僕は日帰りでザンビアとモザンビークを訪れてきましたが、どちらも数時間、数分の滞在でしかないので実質はジンバブエ滞在であります。だから22日間もジンバブエにいたことになるのです。これはこのツアーで一番長い一ヶ国滞在記録となります。ナミビアは合計すると26日間いましたが、間に2週間に及ぶ南アフリカ滞在をはさんでいるので、それは前後半に分かれています。でもまさかこんなにもジンバブエにいることになろうとは。
今日は8時にカリバを出発して、目指すはザンビアとの国境です。
↑こんな町の近くにまでシマウマが。人里に降りてくるクマのようなものか
この国境沿いにはカリバ湖があって、まずはジンバブエ側のイミグレで出国の手続きを。そして今度はザンビア側のイミグレで入国の手続きを。
計1時間ほどかかって、10時前に無事二度目のザンビアに入国いたしました。
ここはカリバ湖の果てになっていて、ザンビアのイミグレーションを抜けるとすぐにダムが見えてきます。
↑ここで作られた電気が一帯に供給されています。そしてそのダムを渡る↓
その後はひたすらに走って、今日の目的地首都ルサカを目指します。
↑やっぱりバオバブって絵になる。
昼食をとった後も走り抜けて、3時半にルサカに入りました。そこの大きなショッピングモールに入っていくと、見慣れた黄色いフォルムが目に入ってきました。
そうオアシス社のオーバーランドトラックです。この見た目はいくら離れていようとそれに相違ありません。
↑窓越しにこんにちは。なんとまあちょうどいい高さ
彼らはカイロから僕らと逆回りで走っている一行で、コンゴへと向かっているのだそう。つまり天国(東、南部アフリカ)から地獄(西アフリカ)に向かう非情なルートというわけ。今まで他社のオーバーランドトラックは見飽きるほど目にしてきましたが、この他の行き先を持った黄色いトラックには初めて会いました。
それで最初に気づかなくって、はっと気がついたのが実はこのトラック僕たちがジブラルタルからナミビアまで5ヶ月以上も共に旅をしたRENAULTのトラックだったのです。まさかこんなところで再会しようとは!この戦友にまた会えて感無量でした。
特に観光することもないので、その後にはキャンプ場に入って陽は暮れていきました。今日会った同胞も一緒のところで夜を明かす事に。
明日の朝は真っ暗な中飛び出して、いっきにマラウイ国境を目指す超ハードな一日になります。さていったい何時間走ることになるのか。