モロッコ19日目 最終日
↑モロッコ一の自信作 シャウエンにて
おそらくここまで長く一つの国に滞在することはこの先ないかと思います。この次のモーリタニアは4,5日しかいない予定ですし、2日しか滞在しない国もあると思います。ここモロッコは観光立国というだけにこんなに長くいても飽きず、むしろもうちょっといてもいいかなって思えるくらいにいい国でした。
しかしまだここは一カ国目にすぎません。この先訪れる国々のビザ取得という目的も達成できたので今日でモロッコとはお別れです。厳密にいうとあすの朝なのですが、まあ今回はモロッコを振り返っていきたいと思います。
気に入った町順に書いていきます。
1位 エッサウィラ Essaouira
↑高台からのエッサウィラ
ここはもう僕の中でダントツでしたね。町並みといい人といいモロッコの中で一位です。先に言っちゃいますが2位であるシェフシャウエンは町の景色の良さやメルヘンチックな青色一色の町はとても幻想的でインパクトの強い街でした。それに較べ、エッサウィラには大きな観光資源はありません。言うなれば、この町のもつ形而上学的な温かい雰囲気に魅了されたのです。
↑漁から帰ってくると漁果を見に人だかりができる
エッサウィラの回で言いましたが、ここの観光客の層はヨーロッパからの定年後の夫婦ということで、それが現地人にも反映されていて、穏やかで、温かく、金に無頓着。まあカネは大事なんでしょうが、少なくとも外国人=カネをばらまく人とは思っていないんです。ここのメディナ(アラビア語で町の意)も大きすぎずこじんまりとしていてモロッコの中で一番気に入りました。ここで散髪もしましたしね。
2位 シェフシャウエン Chefchaouen
ここはもう町の情景がピカイチです。観光目的でこんな町を作り上げたのではないと思うのですが、何しろメルヘンが過ぎるといいますか、不思議の世界に迷い込んだようでその青さに圧倒されます。また僕が行った時にちょうど空に雲一つなくて、それがまた町と同化して一段と青さが増すというか映えるんですよね。一見の価値はあります。
↑シャウエンの町の夕暮れ
3位 ラバト Rabat
↑ハッサンの塔と旧モスクの柱
ここはモロッコの首都です。そしてトラックを離れ、3日町のホステルに滞在しました。本当は隣にモロッコ一の都会カサブランカがあるのですが、トラック組はそこに行ったそうで感想を聞くとなにもないただの都会だったそうです。そしてラバトもまた特に目立つことのない路面電車の走るちょっとしたシティといった感じなのですが、その素朴さが後からジワジワくるような、味気ないながらも後で振り返ってみると3日いたけどもうちょっと居ても良かったなと思えるほどのなんともいえない魅力がありました。
↑ムハンマド5世廟
ちなみに最下位はダントツ、マラケシュです。マラケシュなあ、あそこは好かん。
まとめ
モロッコはアフリカの中でも観光ランキング3,4位(エジプト、ケニア&タンザニアには負けていると思う) を争う国というだけあり、言語の点以外ではあまり不便を感じず、旅行しやすい国でした。まあそれだけ観光客、外国人に馴れていることから多くの町では誰も彼も金に執着して、逆にうざさは一流でしたけど。それも旅の醍醐味だと思えば本当にモロッコは刺激的でかつ見どころのあるとても良い国であったと思います。
この先、こんなに長文で一つの国を振り返ることはないかと思います。ですが、それほどモロッコがそれほど深くて濃い国だったということを意味するのです。
明日は2ヶ国目モーリタニアへの入国です。
モロッコ Complete!