ナイジェリア9日目最終日*

マウントアフィー保護区を朝の7時に出発して、昨日のバイクには懲りたので徒歩で5Km歩くことに。トラックに行き着くまで歩くこと40分、来週には標高4,000mのカメルーン山に登る予定なので、まあちょっとした良い運動になりました。

その後はカメルーンとの国境に向けてふたたび発進。途中にあった比較的大きな町で昼食休憩、そして余ったナイジェリアのお金をカメルーンの通貨に移し替えます。

実はこのナイジェリアの通貨である、ナイラがすごく余って当惑。カメルーンビザのために150ドル分両替して備えていたのですが、実際は50ドル相当のナイラしか使わず他はUSドルで払うということに大使館の要望で変わり、100ドル分のナイラを残してここまできてしまったのです。それでこの国境の町で大量に余ったナイラをカメルーンの通貨、CFAに変えるということになってしまい困っているというわけなのです。なぜ困るのか、それはドルからナイラそしてCFAと二重に両替の手続きを踏んでいるので、ドルからダイレクトに変えるのに比べ両替手数料もまた二重にかかってしまい大きく損をするというわけだからです。まあこればかりはもう致し方のないことなのですが…

f:id:baobab-no-ki:20170227030757j:plainカメルーンとの国境隠し撮りなので、変な画角となっております

その後も走り続け4時にボーダーに到着、ここから出国手続きが始まり、国境の川を越え、カメルーンに入って入国手続きが終わる頃には日も傾きかけていました。なので今日はボーダー近くの平たい場所を見つけてブッシュキャンプ。

明日はバメンダという町に向かう移動日です。

 

一週間レポート  その⑬    ファンミルク旋風到来

この一週間はナイジェリアに滞在し、その物価の安さにはつくづく驚かされました。ナイジェリア6日目の記事でも書いた通り、いつもならとても高くつくスーパーでの買い物も今まで僕が経験したどこの国より(モロッコよりも!ベトナムよりも!!)安上がりで済みましたし、インターネット通信料もまた比較的安かったガーナの半値。しかも快速回線。ナイジェリアもまた発展中の快適なお国でした。アフリカの中の先進国ですね。

そしてここでトラックの一大ブームメントが終わりを告げることになります。そのブームとはファンミルクと呼ばれるアイスクリームメーカー。このメーカーの登場はガーナからでした。といっても頻繁にみかけるようになったのはトーゴに入ってからで、この国からトラックの中ではファンミルクフィーバーになったのです。

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どこに行ってもアイス売りが手で押すとパフパフと鳴るやつ(上画のアイス売りが左手に持ってるもの)を持って、この台車を引きながらそこいらを歩いています。しかもその値段が格安。

アイスの中では4段階ほどにランク付けされていて、一番安いものでなんと驚きの9円、高いものでも36円でした。

f:id:baobab-no-ki:20170227031359j:plain最安の9円アイス、オレンジ味

f:id:baobab-no-ki:20170227031355j:plain↑最高級、36円アイス

最近の国々はもうめちゃくちゃに暑かったのでこのアイスは本当に癒やしになっていましたね。でもこの先のカメルーンからはなくなるんだ、と誰かが調べついて言ってました。悲しい。もちろんどこにでもアイスは売ってるのですが、それはあまり買いたいと思えなくて、ファンミルクという宗教に僕たちは取り憑かれていたのです。

f:id:baobab-no-ki:20170227030743j:plainわかりにくいけど、アイスにかぶりつく面々。みんなアイス持ってます。

カナダ人還暦前のロンなんかはこれのチョコ味をえらく気に入って年甲斐もなく(こういっては失礼だけれど)一日に5本ペースで食べてましたね笑。ちなみに僕のお気に入りはヨーグルト味。イギリス人クリスなんてファンミルクのロゴの入ったTシャツまで買ってました。地味に僕も欲しかったりした笑

f:id:baobab-no-ki:20170227030721j:plain僕のお気に入りフレーバー、ヨーグルト味 27円

先週のレポートで言い忘れていたことなのですが、実はベナンに入ってから時計の針が1時間早くなって時差が変わってるのです。この1時間が僕にとってはきつくて少し苦しんでます。というのは、仮に明日は7時に出発だと言われたとします。時差変更前までの時間だとその一時間前に出発するのと同じなわけで、体内時計では6時に出発することになるわけです。しかも出発の1時間前には起きなきゃならないので体内時計では実質5時の起床ということに…地味に応えるんだなこれが。またこれに慣れたころに時差がさらに早まるということがこれからまだ2回あるのです。時差なんてやめてほしい笑

最後にガーナ滞在の時にやらかしたかかとの具合ですが、なんとか安静にしているうちに順調に回復してきていて、カメルーン山には無事に登れることになりそうです。良かった良かった、はい以上。