ナミビア8日目*

トラックのお引っ越し

今日は久々のベットの寝心地の良さに存分に甘えて、8時近くまで寝ちゃってました。他のみんなは随分早くに起きてすでに作業を始めていて、僕が旧トラックに入ったときには下の状態になってました。

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もう座席が取っ払われていて原形がわからなくなってます。こうしてみると本当に2tトラックに席をくっつけてただけなんだなと改めて実感しちゃいました。わざわざ座席をひっぺがしたのは日頃お世話になった、いやいや世話になったどころじゃない、移動手段となり、家となり、キッチンとなり、我々の身を守る城となり、このツアーの全ての根幹となっていたこのトラックをきれいに掃除するためです。

f:id:baobab-no-ki:20170406003527j:plain新トラック、見た目は同じ黄色のため変わらなく見えます。これから2ヶ月お世話になります。

まずは上画の新トラックに個人の荷物と食料、備品の全てを移して、あとは掃き掃除、拭き掃除。感謝の気持ちを込めて一所懸命に磨いてやりました。

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2時間ほど掃除に費やし、座席を元の通りに戻して、これにて旧トラックとは今生の別れ。少し名残惜しい気もします。スワコプムントで乗り換える理由は南アフリカだと何かと規制が厳しいらしいようで、毎年ここで換えているのだそう。

さてここからは新車のご紹介。

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心持ち広くなったかなと思ったら、どうやら全てが少しづつサイズアップしているそうです。ロッカーはビーチ手前のもの(僕のロッカーはその手前右、狭いけれど一人で使っているので不便なし)以外は10CMほど深くなったようです。

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ビーチも30CMは横幅が広がって、3人は優に横になれるほどになりました。ただクッションは半分くらい薄くなっちゃましたけど。

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またこっちの新トラックにはたくさんの本が積まれていて、それを置くためのスペースまで確保されているほどです。中には小説(もちろん全部洋書)とかけっこう種類の揃ったロンリープラネット、あとは図鑑がありますね。これはまた良いタイムキラーになりそうです。

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また電源まわりも進化してました。シガーソケットは安定の12Vになって、USBのソケットも何個も付いています。前は1個しかなくて自分用のを持ってない人で争奪戦してましたからこれで解決。おそらくだれも持ってないだろうCDのプレイヤーもついてます。

ホントは前のトラックのまんま最後まで走り抜きたかったけれど、こんな過酷な環境ではトラックの身がもたないのだから致し方がないですね。寂しい気も起こりますけどこれからの楽しみの方が大きいです。旅も後半も後半、ここからはオカバンゴ・デルタ、ビクトリアフォールズ、セレンゲティ国立公園などなど有名観光地が続いていきます。期待で胸が膨らみますね。

 

引っ越しが終わって昼食は各自でとり、午後3時再集合。その目的はスワコプムントでのオプショナルツアーの説明を旅行代理店に聞きにいってそのまま予約するためです。

f:id:baobab-no-ki:20170406001232j:plain色んなアクティビティが紹介されたビデオを見せられる。

僕はここスワコプムントで必ずするとこの旅が始まる前から決めていたアクティビティがあります。

それはスカイダイビング!!

他にもサンドボード、釣り、砂漠バギー、ゴーカート(これはナミビアに来てまですることなのか?と大いに疑問。そこらへんの遊園地でできんだろ)などいっぱいあって、みんながこれにしようか、どれにしようかと悩んでいる間、僕はなんの躊躇もなく、説明も禄に聞かず、スカイダイビングを即予約。明日の午後に3,000mの高度から飛び降りてきます。

 

これから3日間スワコプムントに滞在する予定です。その宿泊費は全てオアシス社持ちなのですが、その間の食費は各自の負担です。ここは節約に徹したいところですね。明日はスカイダイブ♪正直めっちゃ浮かれてます笑。

 

 一週間レポート その20 万全な体調

この旅が始まって、体調を壊したのは寝不足による車酔いくらいなもんで、それも僕の記憶をたどるとギニアの首都コナクリだったと記憶しているので、それから向こう4ヶ月以上は快調も快調。ホントに怖くなるくらいに何も起こりません。なんか最後に大どんでん返しで大怪我して本国送還とかになっても不思議じゃないだろって思うくらいに極めて健康なのです。

これまで蚊に何度も刺されましたけどマラリアにもならないようです。ちなみにここナミビア南アフリカにはマラリアを媒介する蚊がいないのでマラリアの脅威がなく安心して半袖で過ごすことができます。

ここまでマラリアにならなかったのは運良くマラリアを持った蚊に当たらなかったのか、はたまた薬が効いて予防できたのか、それは定かではありません。ただマラリアの原虫を持った蚊は統計によると100匹に1だそうです。まあ100回は余裕で刺されましたかね。大規模なロシアンルーレットみたいなもんです。また南アフリカで新しく予防薬を買う予定。

病気以外、たとえ完璧な健康体だといっても、アフリカで命を落とすことはとても簡単なことです。明日強盗に遭って撃たれて死んだって別に何だってことはありません。僕は日本が世界一安全だと思ってますから、その安全地帯から出てしまえばどこにいっても、死ぬ可能性は必然的に上がるのですが、でもやっぱりその中でもアフリカは格段に格別の地域です。

またこれまでで一番の怪我はガーナでターザンでやらかしたかかとの負傷。これまでの人生怪我ばっかしてた身としては軽傷過ぎて不気味なんですよね。嵐の前の静けさってやつか。でもこんなことばっか考えてたらホントに骨折とかしそうだからやめとこう。

もう何事もなく五体満足で帰れたらなんだっていいです。前のレポートで書いたとおり僕はこのツアーの満足点を越えてしまっているので明日帰らないとならないとなっても別段差し支えはないのです。こっからはおつりのつもりで旅してます。といってもあと2ヶ月きってます。